浄夜豆腐は、通称「じょいどうふ」と呼ばれる精進料理です。
かつて大晦日の晩、翌年の豊作を祈って、除夜の鐘を聞きながら食べたということから名づけられたと言われます。近所の和尚さんが8杯も食べて驚かせたことから八杯豆腐とも呼ばれています。
短冊切りにした豆腐を醤油味のダシで煮込んでお椀に盛り、辛み大根のおろし、そしてとろろをかけて完成です。静寂な除夜の情景が目に浮かぶような、さっぱりとした味わいがします。
平成22(2010)年4月掲載
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