毎年、田植えが終わった後に行われる集落運動会の会場「松館天神グラウンド」。
戦国時代よりあったこの台地は、東端(東屋のある峰)のことを「ハサバ長根」と呼んでいたため、「ハサバ長根のグラウンド」、また一帯の地名が「野月」なので、「野月のグラウンド」とも呼ばれていました。
その後、秋田県の景観モデル地域支援事業の一環として、平成22年、「松館子どものつどい」により、「松館天神グラウンド」と正式名称が決められました。グラウンドからは、松館地域はもちろん、鹿角市の八幡平地区を見渡すことができます。
グラウンドへ向かう道には、天神様(菅原道真公)を祀る松舘ならではの梅の木が植樹され、集落全景や三ノ岳を見渡せる、ひと際高いグラウンドの隅には東屋が建てられました。また、グラウンドの外周に沿って、桜の樹の植樹も行われました。まだまだ若く小さな桜ですが、集落の子供たちによって若木用の支えが設置され、今も大切にされています。
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