毎年、田植えが終わった後に行われる集落運動会の会場「松館天神グラウンド」。
戦国時代よりあったこの台地は、東端(東屋のある峰)のことを「ハサバ長根」と呼んでいたため、「ハサバ長根のグラウンド」、また一帯の地名が「野月」なので、「野月のグラウンド」とも呼ばれていました。
その後、秋田県の景観モデル地域支援事業の一環として、平成22年、「松館子どものつどい」により、「松館天神グラウンド」と正式名称が決められました。グラウンドからは、松館地域はもちろん、鹿角市の八幡平地区を見渡すことができます。
グラウンドへ向かう道には、天神様(菅原道真公)を祀る松舘ならではの梅の木が植樹され、集落全景や三ノ岳を見渡せる、ひと際高いグラウンドの隅には東屋が建てられました。また、グラウンドの外周に沿って、桜の樹の植樹も行われました。まだまだ若く小さな桜ですが、集落の子供たちによって若木用の支えが設置され、今も大切にされています。
こちらの記事もおすすめです
松館地域の活動
鹿角市の松館(まつだて)地域は、1200年前に始まった尾去沢鉱山と深いつながりを持ってきました。尾去沢鉱山隆盛期には、地域の人々は農業を行いながら鉱山で働きました。 農林業の共同体という意識が色濃く残る松館では、農...
地域活動
地域団体
松館の歴史
鹿角市松館地域は、その昔、七ヵ村からなる旧曙地区に属し、南部藩花輪代官所の支配下にありました。南部藩(盛岡藩)は現在の岩手県中北部、青森県東部にかけて収め、松館もその支配下にありました。秋田県に属したのは、明治3...
歴史
地域の歴史
奉納神楽「松館天満宮三台山獅子大権現舞」
-修験者たちの息遣いを今に- 「三台山獅子権現舞」は、鹿角市松館地域の松館天満宮例大祭(4月25日)に奉納される神楽です。起源は、正安二年(1300年)とも治安二年(1022年)ともいわれ、この地に松館天満宮(菅原神社)が...
伝統行事・イベント
郷土芸能