納豆で秋田に貢献。仕事もプライベートも楽しみながら変化し続けたい。
働きやすい職場に必要なこととは!?誰もがやりがいを感じて働くことのできる環境作り
2023年10月26日
- イベントの企画・運営をすることは大変そうだと感じましたが、とても楽しそうに笑顔で話している姿が印象的で、その大変さもやりがいにつながっているのだと気づくことができました。また、実際に女性が職場で活躍している様子を知ることができ、これが社会でもっと当たり前になっていってほしいと感じました。
- 仕事をしながら保育士の資格を取ったと話されていて、会社に入ったからといってその他の道が閉ざされるわけではないのだとわかりました。私もやりたいことがあったら年齢やその時の状況に関わらず、諦めないでできることを探したいです。
(インタビューアー ゆり・みお)
プロフィール
上田 悠貴(Ueta Yuki)さん
公益財団法人鹿角市子ども未来事業団 鹿角市子ども未来センター職員
高校卒業時に保育士になることを決意。他業界に就職するも、資格取得の勉強をしながら鹿角市子ども未来事業団に転職。転職後に保育士の資格を取得し、現在は子ども未来センター職員として自分のやりたかったことを実現している。
自分の興味を仕事で活かす。
ーー鹿角市子ども未来事業団に就職しようと思ったきっかけはなんですか?
上田さん:元々子どもに関わる職業に興味がありました。高校卒業時に保育士になるという目標ができましたが、家庭の事情から進学せず、最初は全く別の業界で事務員として働きながら資格取得のために勉強しました。これは自分に保育士になりたいという熱い気持ちがあったからこそできたことだと思います。最終的に就職先を鹿角市子ども未来事業団に決めた理由は、高校生の時にボランティア活動で来たことがきっかけです。普通の保育園と違い、様々な月齢の子どもと関わることができるところや、たくさんのイベントを行っているところが魅力的だと感じました。
ーー実際の仕事はイメージ通りでしたか?また、どのような内容の業務をされていますか?
上田さん:ほぼイメージ通りでした。もちろん最初は大変なことやわからないことがたくさんありましたが、先輩方が丁寧にアドバイスをしてくださったので、楽しい職場だなと感じました。携わっている業務はイベントの企画運営です。まずはネットなどで子どもの興味のありそうなことを調べて案を出し、それを上司に相談してから準備を始めます。二時間程度の短いイベントですが、終わった後の達成感や満足感は素晴らしいです!今後更に集客、周知の幅を広げることができるよう、最近ではSNSを通じてのPRにも力を入れています。
働きやすい職場のあり方とは。
ーー子ども未来センターの働きやすいところはどんなところだと思いますか?
上田さん:人間関係など、職場の雰囲気がとても良いです!育休や有給休暇を取る際も、保育の場ということもあり、快く受け入れてくれる体制が整っています。誰かが休んだ時は誰かがフォローするというように、協力して業務をしているので、子どもがいても働きやすい職場だと思います。また、私は鹿角市子ども未来事業団に転職した後に、職場の皆さんの協力を得ながら資格を取得することができました。このように職場の皆さんがたくさん協力してくれるため雰囲気がよく、丁寧に仕事を教えてくださるので、とても過ごしやすいです。これは私も後輩に受け継いでいきたいと思っています。
ーー職員同士での意見交換などはよくしますか?
上田さん:月に一度、スタッフ会議を行っています。その会議では、子ども未来センターを利用している子どもや親の雰囲気について、気になるところを職員間で共有しています。それぞれの意見を共有することで、より良い対応をすることができています。会議以外でも気になることがあったら職員同士でコミュニケーションをとることを大切にしています。
ーー今の働き方は自分のライフスタイルに合っていると感じますか?
上田さん:そうですね。仕事の業務内容もとても楽しく、職場の雰囲気も良いので、自分に合っていると感じています。休みも取りやすいので、プライベートとの両立もできています。
地元ならではのストレス解消法。
ーー休日はどのように過ごしていますか?
上田さん:休日は家でゆっくりすることが多いんですが、愛犬の散歩をしたり、友人と食事をしたりもします。
ーー趣味はありますか?
上田さん:そんなに趣味らしいことはないんですが、温泉に入るのが好きです!鹿角市の大湯には温泉街があり、首都圏とは違い、歩いて行ける距離に複数の温泉があるので選び放題です。まるで自分の家のお風呂に入るかのように温泉に入ることができます!自然の空気を吸って、温泉にも入ってリラックス。これが良いんです(笑)。地元の良さの一つだと思います。
経験から語る、大学生に伝えたいこと。
ーー今後の目標はなんですか?
上田さん:自分にはまだ未熟な面がたくさんあると思っているので、先輩はもちろん新人からも得られることを糧にして、まだまだ成長していきたいと思います。
ーー大学生に伝えたいことを是非教えてください!
上田さん:仕事は、その業務内容に興味があると続けやすいと思います。職業選びの際は、給料よりも自分のやりがいや楽しさを重視するといいかもしれません。
公益財団法人鹿角市子ども未来事業団(鹿角市/児童福祉事業)
http://www.kazuno-kodomo.jp/gaiyou.html
<企業の取り組み>
- 仕事と育児や家庭との両立支援を積極的に行っている
- 男性を含む育休や子どもの看護休暇・有休などの休暇取得率向上のため、有給休暇の取得日程を共有しフォローし合える関係を構築している
- 非正規から正規への登用を増やし、研修・資格取得への支援にも力を入れている
- 有給休暇の取得日数が低い職員の原因を確認し、休暇を取得しやすい職場環境づくりを行っている
この記事のネホリとハホリ
ネホリ:ゆり・秋田大学・1年・秋田県
一年生のころから将来のことを考えてたくさんの経験をしておきたいと思っていたため、この活動で普段はあまりない社会人の方と関わるきっかけを作ることや、将来につながる有意義な活動ができると感じ参加しました。楽しく取材することができ、実際に働く社会人の方とお話しして、これから就職を考えていく上で大切な視点を得ることができたと思います。
ハホリ:みお・秋田大学・1年・秋田県
大学の授業でプランドハプンスタンス(計画された偶然)という考え方を学び、自分も実践してみようと、参加を決めました!大変なイメージがある介護や保育の場で楽しそうに働く女性の皆さんのお話を聞いていく中で、業界に対するイメージが変わりました。また社会人の方の詳しい生活を聞けたことで、未来の自分の姿を少し想像できるようになりました。