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納豆で秋田に貢献。仕事もプライベートも楽しみながら変化し続けたい。

ネホリとハホリの気づき!

  • 食べ物について、目をキラキラさせながら話す姿が印象的でした。仕事でもプライベートでも食べ物と真摯に向き合い、美味しさの追求を怠らない大阪さん。その姿がとてもかっこよかったです!
  • インタビューの様子から、食で秋田を支えたいという大阪さんの思いがとてもよく伝わってきました。納豆についても、作り方や成分の違いなど教えていただき、私の納豆知識が増えて嬉しいです!(笑)
  • (インタビューアー ゆうか・なつき)

社員さんの写真

プロフィール

大阪 朝美(Osaka Tomomi)さん
株式会社ヤマダフーズ 開発本部 食品開発研究所

美郷町出身。大学では醸造学について学んだ。卒業後は、「食で秋田を支えたい」という思いから、地元企業のヤマダフーズに新卒入社。現在は研究者として納豆の可能性を探求しながら、研究所の主任も務めている。

大好きな食べ物で地元を支えたい。

ーー様々な企業がある中で、御社に入社した決め手は何ですか?

大阪さん:元々美味しい物が大好きだったので、食品関係の仕事に就きたいと考えていました。高校や大学でも、農業や醸造学について学んでいました。秋田県内の企業がいいと思ったのは、大学生の頃に県内の企業と協力してイベントをしたことがきっかけです。その時、「自分は、今までこういう人たちに支えられて生きてきたんだ」と実感して。それから、自分もその一端を担う人になりたいと思って、県の食品メーカーであるヤマダフーズに入社を決めました。

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ーーそうなんですね。では、県外の就職は考えませんでしたか?

大阪さん:就活の時には一応、県外の企業がどんなものかなと見てみたりはしました。某大手飲料メーカーとか(笑)。だけど、やっぱり自分のやりたいことが脳裏によぎるんですよね。地元に貢献したいという思いが抜けませんでした。ヤマダフーズは実家の近くだし、昔から納豆の会社だということを知っていました。小中学校の給食にも出ていましたし、工場見学にも行ったことがあって、ここなら地元に貢献できると思いました。子どもの頃は、まさか自分が働くことになるとは思っていなかったですけど(笑)。美味しいものをつくれること、地元に貢献できること、この二つが企業選びのポイントでしたね。

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いい意味でギャップがあった社会人生活

ーーご希望の職業に就かれたと思うのですが、実際に入社されてから想像とギャップを感じることはありませんでしたか?

大阪さん:いい意味でギャップを感じることはありました。入社前は、社会に入るとみんなビジネスライクになるのかなと思っていたんですが、実際は思った以上にフレンドリーでした。例えば、工場で働いている人たちに「新しく入った子だがー?」と話しかけられたり、場所が分からなくてうろうろしていたら、誰かが助けてくれたりしました。
あとは、意外とプライベートの時間があることですね。社会人は退勤したらまっすぐ家に帰って、疲れてすぐに寝ちゃうイメージだったんです。だけど、17時半に定時退勤すると割と時間があることに気づいて。同期の子と一緒にご飯に行ったり、運動不足解消のためにジムや水泳に行ったりもできています。

ーー私も社会人はとにかく時間が無いイメージがあったので、それは驚きです(笑)。同期の方とも仲が良くて、職場の雰囲気が良いことが伝わってくるんですが、実際に働きやすいと感じることはありますか?

大阪さん:職場の雰囲気の良さは働きやすさにつながっていると思います。日頃から、コミュニケーションは大切にしているので、有休の理由も共有することが多いです。この間も、「新婚旅行に行きます」と言って、有休を取得しました(笑)。わざわざ言わなくてもいいんですけど、お互いの事情を把握したほうがより協力し合えると思います。プライベートの理由で休むことも、全然受け入れてくれる環境です。
 あとは、システム的にも休みが取りやすいです。基本的にお互いの業務を把握しているので、もし誰かが休むことになっても、その穴を他の人が埋められるような体制になっています。もちろん、産休・育休もあるし、一時間単位でお休みを取ることもできます。

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休日も大好きな食べ物に没頭

ーーお休みの日は何をすることが多いですか?

大阪さん:食べ歩きが好きで、どこかに出かけたりします。夫がドライブが好きなので、お互いの趣味を補填しあえていて(笑)。この間は山形に行って、蕎麦やこんにゃくを食べました。その地域の特産品を調べて食べるのがとても楽しいんです。

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ーーいいですね!私も食べ歩きが好きなんですが、おすすめの食べ歩き場所はありますか?

大阪さん:この間行った小樽がとても良かったです!早朝から夜までずっと楽しめます。鳥の半身丸焼きを食べたり、ビールの醸造所に行ったりしました。夜は、運河沿いで夜景を見ながらご飯を食べられますよ。

ーー素敵~~!(笑)

大阪さん:こういう趣味で集めた情報は意外と現場で役に立つこともあります。アイデアが重要な仕事なので、日頃からいろいろな食べ物に触れるようにしています。

社員さんの写真

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仕事も就活も色々試すことが大切。

ーーお話を伺っていて、仕事もプライベートも充実されているように感じました。そんな大阪さんの今後の展望や目標があれば教えていただきたいです。

大阪さん:仕事の面では、業務用納豆の味のバリエーションを増やせたらいいなと思っています。基本的に面白いことが大好きなので、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。ただ、業務用なので皆さんが直接買えないかもしれませんが(笑)。
 あとは、今後家族が増える可能性もあるので、その時に備えて、職場やプライベートの環境づくりに取り組んでいきたいです。基本的に職場のサポートは手厚いですが、自分が働きやすい形を新たに探っていくことも重要だと思っています。色々な対応を試して、自分に合う働き方を見つけていきたいです。

ーーありがとうございます。最後になりますが、現在私たちは絶賛就活中なので、就活をする上でのアドバイスをいただきたいです。

大阪さん:一度、興味を持っている業界以外の会社も見てみるのもいいかもしれません。説明会に行って、話を聞くだけで社会勉強になるし、業界に対する理解度も上がります。同じ業界ばかり見ていると、自己PRが固まってきてしまったり、考えすぎてよくわからなくなってしまったりするので、色んな方面に目を向けるのも全然ありだと思います。今は就活のスタートが早まっているので、深く考える時間が無いかもしれないけど、プレッシャーの波に負けず、いろいろ見てみてください!

ーーありがとうございます!!!

株式会社ヤマダフーズ(美郷町/製造業)

https://www.yamadafoods.co.jp/

<企業の取り組み>

  • 女性社員の昇級試験候補者を積極的に推薦
  • 育児休業制度
  • 育児時短勤務制度
  • 子育て教育手当を0歳から18歳までの子供一人につき毎月1万円支給(高校卒業後、進学した場合は3万円支給)

この記事のネホリとハホリ

ネホリ:ゆうか・立教大学・3年・秋田県
就職活動をしている中で、何を基準に会社を選択すればよいのか分かりませんでした。そこで、先輩方はどのような思いで働いているのかを知りたいと思い、参加することにしました。実際にお話を伺うことで、社会人として生活がイメージしやすくなりました。これまで、「働く」ばかりを考えていましたが、それ以外の「プライベート」の部分も含め、自分が納得する選択をしたいと思いました。

ハホリ:なつき・岩手大学・3年・秋田県
大学3年生になり、就職について考えなければならない時期になったので、実際の暮らしぶりや働き方について知りたいと思い参加しました。社会人として秋田で暮らすイメージがあまり持てなかったのですが、取材を通して、趣味や好きなことを楽しみながら職場でも活躍されている様子が伝わり、私もそうなれるよう頑張ろうと思いました!

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