働きやすい職場に必要なこととは!?誰もがやりがいを感じて働くことのできる環境作り
なぜ私が・・・?会社初となる女性管理職候補としての葛藤を乗り越え、大活躍!
2023年11月10日
- 会社内でのロールモデルがいない中、会社での役割を模索し続けている佐々木さんがかっこよく印象に残りました!
- 佐々木さんが不安を乗り越えて、初の女性管理職候補としての責任感を持って働いているのが印象的でした!
(インタビューアー りん・すみれ)
プロフィール
佐々木 妙奈子(Sasaki Minako)さん
株式会社リーテックス 営業部管理室 副主任
埼玉県で生まれ育ち、就職するが結婚を機に秋田県へ。出産や子育てを経て、社会に貢献したいという思いから株式会社リーテックスへ入社。現在は営業部管理室の副主任として活躍中。
一度断ったが・・・心境が変化したきっかけ
ーー最初に、佐々木さんの業務内容を簡単に教えてください。
佐々木さん:主に書類作成を行っています。使用済み自動車を解体するために一つ一つの車にカルテのようなものを作り、工場で行った処理を確認したのち、適正に処理しているか確かめるために義務づけられている「自動車リサイクルシステム」への入力をしています。また、会社のSNSの運営や、会社の入り口で育てている花壇の手入れ等にも携わっています。時折、会社独自で作成している「SDGsカレンダー」に使用するための写真の選定もしています。
ーー事務作業だけでなく様々な業務に関わっているんですね。佐々木さんは会社初の女性管理職候補となっていますが、実際になってみていかがですか。
佐々木さん:実は最初に会社から管理職候補のお話をいただいたときに、自分には出来ないだろうという不安が大きく、一度お断りました。しかしそれを機に、自分の会社での役割は何だろうと考え、従業員としての自覚の変化を感じました。そして再びお話をいただいたときに自ら志願しました。初めは自分に副主任の役職が務まるのか心配でしたが、周りの人に相談したり上司にアドバイスをもらったりして気楽に安心して2年間働くことができたと思います。
工業に携わる女性が働きやすい職場へ!
ーーでは、この会社で働きやすいと思っている点は何ですか。
佐々木さん:部署内外の協力体制が整っている点です。社員の平均年齢が若いので、コミュニケーションをとりやすい環境だと思います。年二回交流会を開催していることもあり、職場環境はとてもいいです。また、産休や育休をとる社員も多く、個人の希望も通りやすい雰囲気だと思います。
ーー社員さん同士の仲の良さが感じられる環境なんですね。工業系の会社は女性活躍が推進されていないというイメージもありますが、どう思いますか。
佐々木さん:昔はそのような偏見もありましたが、今では大型車両の女性ドライバーも見かけるようになってきているので、これから少しずつオペレーター等の仕事で活躍する人も増えてくるのではないかと考えています。そのためには、工業系=男性の仕事という固定観念の払拭はもちろん、女性が働きやすいと思う環境づくりの整備も必要不可欠だと感じます。また、それらを周知させていくことも女性活躍推進に大事な一歩だと思います。
海釣りに道の駅・・・秋田の自然を堪能!!
ーー仕事面では大忙しの佐々木さんですが、休日はどのように過ごしていますか?
佐々木さん:平日の家事を軽減するために、休日に常備菜を作っています。旬の美味しいものを道の駅で購入し、作り置きしておくことで日々のご飯づくりを楽にしています。その甲斐もあり、仕事とプライベートは十分両立できていると思います!
ーー仕事だけでなくプライベートも充実していらっしゃるんですね!そんな佐々木さんが最近ハマっていることは何ですか?
佐々木さん:ここ数年で釣りにハマっています。会社の近くに釣りスポットがあるため、平日の仕事の帰りに夫と待ち合わせをして行くこともあります。埼玉県出身なのであまり馴染みはありませんでしたが、海が近い秋田県だからこそ見つけた趣味だと思います。
女性初の管理職候補としてのなりたい姿
ーーでは、今後の働き方やライフスタイルについてどう考えていますか?
佐々木さん:まず、この会社に入る前の事務職や接客の経験も含め、今まで自分が培ってきた知識や経験を活かしながら柔軟な思考で周りと協調していきたいと考えています。また、会社が女性活躍を推進していく上で女性初の管理職候補の起用ということで、会社も模索している最中なので、自分の成長はもちろん会社での自分の役割を考えながら仕事をしていきたいと思います。
ーー最後に、就活や将来のことで悩んでいる学生に伝えたいメッセージをお願いします。
佐々木さん:知らない世界に対する不安や気がかりなことがたくさんあると思いますが、自分のやりたいことや目標を持ち、マイナスな気持ちをプラスに変えたほうが将来がはっきりすると思います。また、自分が起こす行動が必ずしもやりたいことに直結していなくても、いつか自分の夢に近づけるだろうという可能性を見つけ、進んでいくということも一つのヒントだと思います。
株式会社リーテックス(秋田市/リサイクル業)
<企業の取り組み>
- 会社初となる女性管理職候補の起用
- 全部署に女性を採用
- 産休や育休をとりやすい雰囲気
- 業務に対する女性の視点を大事にしている
この記事のネホリとハホリ
ネホリ:りん・日本女子大学・2年・埼玉県
社会での女性活躍について興味を持っており、また地方での就職に関するお話を聞きたいと思い参加しました。会社初となる女性管理職候補として悩みながらも、自分の在り方を考え続ける佐々木さんがかっこよかったです。実際に訪問してリーテックスさんの女性活躍推進の思いも強く感じました。佐々木さんとは出身が同じこともあり、地方に移住して活躍する女性が具体的に想像できました。
ハホリ:すみれ・国際教養大学・4年・秋田県
視野を広げて将来の選択肢を増やしたいと思い、参加しました。佐々木さんが初の女性管理職候補としての責任感を持って働いているのが特に印象的でした。管理職になることに不安を感じている女性社員が挑戦できる環境が大切だと感じました。取材を通して、県内で働くイメージがより具体的になるとともに、地元である秋田での暮らしの魅力にも気づくことができました。