山々に囲まれた上小阿仁村の八木沢集落は、まさに「山菜の宝庫」です。集落の春の名物が「山わさび」。山に自生する山わさびを、葉っぱや茎ごと刻んだもので、浸っている水にも辛味が溶け出して「ツーン!」と突き抜ける辛さと爽やかさが特徴です。
辛味を出すにはコツがあります。さっと熱湯で湯がき、もう一度熱湯につけたら、そのままタッパーなどで密封し、冷水を何度も取り替えながら急いで冷やします。そのまま冷蔵庫で冷やすと、特製わさびが完成。熱湯で辛味が逃げることなく、灰汁だけがすっきりと抜けてくれます。
わさびらしくお醤油と混ぜてお刺身の薬味にするのも良し、そのまま醤油をかけてもご飯が進む一品になります。
さらにお勧めが、山菜のおひたしと合わせた料理です。山菜のほろ苦さと爽快な辛さは、相性抜群。季節限定の山の幸、是非味わってみてください。