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名物に触れる

地蔵院

画像:地蔵院

 仙道地域を見守ってきた寺院・地蔵院。元亀元年(1570年)、羽後町・堀回地域にある西蔵寺の附岩泉誉和尚によって開基されました。
 
 境内に入ると、朱塗りの立派な門が目を引きます。宝永元年(1704年)に建立された2階建ての山門で、中に梵鐘を吊るす「鐘楼門」として建造されました。石の土台の上に、釘を1本も使わずに組み上げられており、建設当時はかやぶき屋根ではなかったかと推測されています。門の2階部分には寛文8年(1668年)に摂津国の仏師・佐々木四郎によって作られた十王像が安置されています。鐘楼門は羽後町内では地蔵院にしかなく、昭和61年(1986年)に羽後町指定文化財となっています。

梵鐘は山門建立の前年(1703年)に鋳造されたもので、現在も4月から11月の間、1日3回、和尚によって鳴らされ仙道地域に時を告げています。
大晦日には除夜の鐘つきを一般に開放しており、遠方からの来客もあります。また、本堂裏手にある「卍のシナの木」は幹周りが7.3mもある巨木で、羽後町指定の天然記念物となっています。

地蔵院では、平成23年(2011年)から羽後町社会福祉協議会と協力し「禅コンin 地蔵院」という婚活イベントを実施しています。通称「禅婚」。男女の出会いの場を提供しようと、精進料理をいただきながら、縁結びの御利益があるという境内の白衣観音への祈祷、坐禅や肝試しを行い、親睦を深める工夫が凝らされています。
また、広く禅の体験の場を提供しようと、坐禅体験も受け付けています。仙道地域を訪れた際には、パワースポットが点在する地蔵院に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 
●坐禅体験のお問い合わせ「地蔵院」
住所/〒012-1352 雄勝郡羽後町中仙道小森出25
電話/0183-68-2029
 
●禅コン(婚活イベント)のお問い合わせ「羽後町社会福祉協議会」
住所/〒012-1103 雄勝郡羽後町林崎字五林坂21-1
電話/0183-62-5313
 
■参考文献
羽後町ウェブサイト
鈴木忠良「雄勝群羽後町仙道歴史地名考 高瀬川物語」
 
2016年3月31日掲載

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