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歴史を知る

「さなぶり」と「作休み」

画像:「さなぶり」と「作休み」

 
  「さなぶり」とは、広辞苑によると、「田植えを終えた祝い」。日本語大辞典では「田植えの終わりに田の神を送る行事」ともあります。

 農家が多い秋田県では、昔から田植え作業が一段落する6月に田植えの慰労や豊作祈願を込め、「さなぶり」を行う風習があります。
   
    昔は男鹿中地域のどの集落でも田植え後の「さなぶり」を行っていました。そのなかの一つ、三ツ森集落では、「さなぶり」と稲刈り前の「作休み」を行っていました。
 
 「作休み」は、稲刈り前に体力を備えるためのお休みの行事で、そのまま字の通り、「耕作を休むこと」になりますが、稲作が全て手作業だった時代に小作人が体力を要する稲刈り前に、地主に「体を休ませてほしい」とお願いし、休みをもらったのが由来とされています。

  「さなぶり」や「作休み」で食す料理は、お祝いや仏事の際に必ず作った「あんぷらにしめ」の他、「小豆飯(あずきめし)」、「ぼた餅」や「まま漬け」など、お母さんたちがこの日のために手作りしたと言います。各家々で料理の内容は異なると思いますが、三ツ森集落の昔から伝わる風習です。

令和2(2020)年8月 掲載

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