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歴史を知る

県指定史跡「萱刈沢貝塚(かやかりざわかいづか)遺跡」

画像:県指定史跡「萱刈沢貝塚(かやかりざわかいづか)遺跡」

 日本海沿岸に残る数少ない貝塚の1つで、縄文前期から中期の遺跡と考えられています。昭和48年(1973年)に秋田県文化財史跡に指定されました。

 ヤマトシジミをはじめとする貝類、フナやクロダイなどの魚類、ニホンジカやイノシシ、ノウサギ、カモの骨などが出土していることから、汽水湖であった八郎潟や背後の野山が暮らしに多様な恵みをもたらしていたことがわかります。

 遺物として、人の顔が表現された「顔面把手付土器(がんめんとってつきどき)」や骨角器、石器も多数出土しています。中でも男鹿半島加茂青砂で産出されたと見られる黒曜石で作られた石器類は、青森県の三内丸山遺跡からも出土しており、当時の交易圏の広さを物語っています。

 現在、萱刈沢集落には説明看板が設置されています。遺跡発掘当時の姿は残されていませんが、竪穴式住居跡、狩猟用の落とし穴と見られる遺構、食料品を貯蔵していたと推定されるフラスコ状ピット(穴)も発見され、埋葬された人骨や犬の骨も見つかりました。かなり大規模な集落を形成していたと推測されています。

2015年3月31日掲載

■参考文献
『八竜町町勢要覧』
『現地説明看板』
『八竜町郷土史 郷土の記憶 龍騰』

 

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