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名物に触れる

大柄の滝

画像:大柄の滝

 能代市の東部にある常盤地域。白神山地の南に広がる山々を縫うように流れる常盤川に沿って県道206号を北上すると、「大柄の滝」という案内板が見えて来ます。

 滝を示す案内板から林道をさらに奥へと進むと、常盤渓流の最上流にある大柄の滝へと続く公園の入り口が見えてきます。男滝と女滝の二つの滝からなる大柄の滝は、新観光秋田30景にも選ばれた景勝地で、1807年(文化4年)には菅江真澄も険路をおかして滝を訪れたことが、紀行「おがらのたき」に色鮮やかなスケッチ画とともに記録されています。

 大柄の滝の入り口から男滝までは、20メートル近い切り立った断崖を急傾斜の階段で降りなければなりませんが、老朽化のため鉄製階段は長らく閉鎖されていました。

 地元の皆さんにとって待望久しかった階段の掛け替え工事は、2010年6月に完成し、男滝のすぐ近くまで行くことができるようになりました。また、女滝は駐車場から覗き見る形でその姿を確認できます。

 徐々に豪快さを増していく水音を聞きながら、男滝へと続く階段を降りていくと、それまで木々に囲まれていた視界が急に開け、男滝が目の前に現れます。春から夏にかけては涼しげな緑、そして秋には紅葉に囲まれ、常に色鮮やかな光景を楽しむことが出来ることでしょう。

 階段の整備・再開を機に、地元・大柄自治会による活性化イベント「大柄の滝まつり」も開催され、地元ガイドの案内による「大柄の滝見学会」も行われました。

 地域にとっては、大柄の滝は菅江真澄ゆかりの景勝地としてたいへん大きな可能性を持つ観光・歴史資源です。大柄自治会では、今後、ガイドの育成や散策コース・駐車場の整備などを進めていく計画です。

2011年4月掲載

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