
12月19日(金曜日)、湯沢市雄勝地域を訪問しました!先週の寒さで残雪が田んぼや道路の端に見られましたが、今のところ、例年より積雪は少ないようです。
この日、稲川地域の「こまがた地域協議会」の方々が、旧駒形小学校を利用した地区センター開設に向けて、小野地区と横堀地区を訪問しましたよ。
当日の様子をお届けします!
【かあちゃん笑店】
「かあちゃん笑店」は、4月から12月の毎月1回、小野地区センターにて開催されています。地元のお母さんたちが自ら育てた作物や手芸品などを販売し、今年で丸8年になります。いつものように入り口前のしつらえも完璧。クリスマスとお正月仕様になっていましたよ。


開店時刻前から多くの方が並び、上の写真のようにたくさんの人でごった返します。地域外から来られる方も少なくありません。12月の開催ということで、お正月用品(さかき、松など)は特に人気で、あっという間に売り切れていました。
なんといっても「かあちゃん笑店」の売りは、このくつろぎスペース!100円の協力費で、お母さんたちが準備してきた料理をいただきながら「おちゃっこ」できること。

このボリュームです。
昨年まで販売してきたお得意分野の「漬物」が販売できなくなったため、その代わりに古着等のバザーを始めたら、これも予想外の人気になったとか。
前日から仕込みをして、この日も早朝から料理を準備した会員の方たちは、「大変だけどやりがいがあるよ。」「おいしい、おいしいって食べてくれるからうれしい。」と、今年最後の開催日も張り切っていましたよ。
さて、駒形地区の方々といえば、お買い物を存分に楽しまれた後、「かあちゃん笑店」の高嶋代表から、商売を始めたきっかけや苦労話、活動詳細について説明を受けました。


「モットーは主催者側も来てくれるお客さんも楽しめること、楽しくなければ続かない。」「ここに集まった方、皆に喜んでもらえることがコンセプト!」と話しに熱が入る高嶋代表でした。「最初は客が来るか不安はなかったのか」の質問には「とにかく会う人、会う人に声をかけた、気を付けたことは『遊びに来てね。』、『買い物に来てね。』とは言わなかったです。」と、当時の状況を明るく話されていました。都度、駒形の方々がうなづいているのが印象的でした。
【横堀交流センターにて】
有意義な時間を過ごして満足そうな駒形の方々!次は横堀交流センターへ、ドライフルーツ作りについてお話を聞きに向かいました。

横堀交流センターに到着後、早速、事務局の方から横堀地域づくり協議会の活動について説明を聞き、そして、協議会の副会長からは今年購入した可動式ピザ窯を利用して行った3世代交流イベントについてお話がありましたよ。

横堀地域では地域内の桜並木を管理していて、雪解けが進む春に折れた枝などを回収し、捨てるのではなくそれをチップ化して燃料源にしています。この桜のチップを利用してピザ焼の燃料としました。
※横堀地域づくり協議会の活動についてはこちらから
実際にドライフルーツを作りをしてみることに。横堀地区ではクマ対策として放置柿を採取し、それをドライフルーツ化していますが、駒形はりんごの産地として有名ということで、今回はお試しでりんごをドライフルーツに!

皮をむいたりんごは食品乾燥機に入り、ここから24時間、一定の温度で乾燥させます。どんなふうに完成するのかは翌日のお楽しみです。


横堀地域づくり協議会では、2年前から柿のドライフルーツ化を、始め、試行錯誤を繰り返し、今年は真空パックができる機械を購入し新たに販売を始めています。この日も駒形の方々が、どんどん購入されていましたよ。
横堀地域づくり協議会の酒樹さんは、「いらなくなった地域資源に工夫して手を加え、他の用途で使えるようにして楽しんでいます。」とお話があり、駒形の皆さんも『なるほど!』とうなづいている様子が伝わってきました。


「こまがた地域協議会」の方々は、「同じ湯沢市なので、小野地区や横堀地区の活動は耳にしていたが、『聞く』と『見る』では全然違う。体感しないとわからないものだなあ。今日は視察にきて吸収できたことがたくさんありました。いい時間でした。」と、この日の視察を終え、ご満悦の様子でした。
今日、出会った皆さんが、この先も交流を続け、実り多き活動ができることをお祈りします!
以上、湯沢市雄勝地域からお届けしました。
【おまけ】


先日、某テレビ番組でも紹介されていた「御返事(おっぺち)の鹿島様」! 7月の衣替えは奇祭として地域で親しまれています。
この日も、視察にいらした方々が、この話題で盛りあがっていましたよ。