2月16日(日)、北秋田市七日市地域の葛黒集落で「葛黒の火まつりかまくら」が開催されました!
江戸時代から葛黒集落に伝わる小正月行事で、藁などで飾り付けしたご神木を燃やし、無病息災、五穀豊穣を願います。
ただ、農業の機械化が進んだことで、行事に使う稲わらの入手が難しくなり、平成11(1999)年を最後に中断していましたが、
地元の「おさるべ元気くらぶ」の呼びかけで平成26(2014)年、15年ぶりに復活しました!
昨年は雪不足で中止しましたが、今年のコンディションはばっちり♪ 2年ぶりの開催となりました。
ご神木準備の様子を、ボランティアスタッフの川村忠寛さんから写真提供していただきました。
取材班はご神木の立ち上げからお邪魔したので、当日の様子をご紹介します(^^)
当日は快晴に恵まれました!
葛黒集落の田んぼに住民の方とボランティアにかけつけたスタッフが集合しています。
火まつりかまくらは、ご神木の準備、立ち上げ、点火と1日かけて行われます。
こちらは、集落の山から住民の皆さんがご神木にする木(ナラの木)を伐りだしている様子です。
高さは10mを超える木を、麓の葛黒集落の田んぼまで運びます!
笹の葉や稲わらなどをロープでご神木に飾り付けしていきます。
ナラの木が立派な姿になってきました。飾り付けが終了したら、夕方の立ち上げまでひと休憩です(^^)
夕方16時になると、人がどんどん集まってきました。
北秋田市はもちろん、三種町、八峰町、潟上市などから来た方もいましたよ。
ご神木にまきつけたロープを三方からひっぱり、重機も使って立ち上げていきます。
ご神木の足元は、雪がぬかるんでいると倒れてしまうので、足固めが大事。
葛黒集落の皆さんを中心に、雪を深く掘って、バランスを見ながら固定していきます。
ご神木が垂直に近くなってきました!
ロープで固定し、さらに周囲に稲わらを積み上げていくと……
立ち上がりました! ロープを外しても、しっかり立っています!
ご神木は、日がおちてから点火するので、しばらく、この場所に鎮座します。
会場には、さらに人が集まってきました♪ 豚汁、うどんであたたまります。
七日市地域の「深沢ファーム」さんの、ししとう味噌粒マスタードやパウンドケーキなども販売されていましたよ。
ご神木の周辺では、子供たちが雪遊びを思いっきり楽しんでいました。元気いっぱいです。
火まつりかまくらは、昔から子供が主役の行事なので、こうした姿が見られるのはうれしいですね。
後編に続きます!