11月17日(日)、由利本荘市三ツ方森地域にお邪魔しました。
標高250mの山の上にある三ツ方森からの眺めは絶景です(^^)
現在、三ツ方森では、わらび粉づくりがピークを迎えています。
この日は、秋田県立大学の学生さんも訪れ、住民の方と交流が行われました。



わらび粉は、わらび餅の原材料です。


 

左の写真がわらびの根。その根っこからデンプンを抽出して、様々な工程を経てわらび粉になります。


 

三ツ方森では、猪股さんご夫婦が、平成22年からわらび粉づくりに取り組んでいます。
今年は農閑期の10月から作業をスタートし、
猪股保さんが、わらび畑から根っこを堀りだして洗浄、
猪股節子さんが、わらび粉の原料となるデンプンを抽出する作業を毎日続けています。
●詳細はこちら→猪股夫妻のわらび粉づくり



ひとことで抽出といっても、デンプンを取り出すまでには、
根っこの洗浄、何度も濾して不純物を取り除いて乾燥と、地道な作業の繰り返し。
ご夫婦・二人三脚で雪が積もるまで行うそうです。

この日は、秋田県立大学まごのてサークルの学生さんや
鳥海山・飛島ジオパークの職員の方が、猪股さんの作業のお手伝いにきてくれました!


 

まごのてサークルの皆さんは、秋田県内でGBビジネスに取り組む集落の作業のお手伝いを行っています。
猪股さんご夫婦は、わらび粉づくりの他に、桜の葉栽培もおこなっていて、その出荷作業を手伝ってくれました。

  

作業終了後は、猪股さんに、わらび粉からわらび餅になる工程を見せてもらいました。


 

 

鍋にわらび粉、水、砂糖を入れて煮たてながら、ひたすらかき混ぜます。
実際に体験した学生さんたちも、一生懸命!



わらび粉が、あっという間にわらび餅に!


 
出来立てのわらび餅をみんなでいただきました♪


「わらび粉を作り始めたら、たくさんの人が三ツ方森に来るようになって、
いろんな人と交流できたんです」と話す猪股さん。
三ツ方森のわらび粉は、お二人で作っているため大量生産はできませんが、
猪股さんのお人柄、そして貴重なわらび粉が、人の縁をつくってきたと感じました。
これからも、人の縁をつないでほしいです。

NPOあきた元気ムラGBビジネスのインスタグラムにも
今年の三ツ方森のわらび粉づくりの様子がアップされているのでご覧ください!
npo_akitagenkimura_gbbusiness(インスタグラム)

三ツ方森地域からお届けしました!