9月7日(土)、男鹿市民文化会館で「あきた元気ムラ大交流会 2024 in おが」を開催しました!
大交流会は、秋田県内で地域づくりに取り組む皆さんが一堂に集まり、
交流を通じて新しい活動のきっかけをつくる場です。
今回で11回目を迎え、秋田県内から250名を超える方が男鹿に集まりました。
前編・後編に分けて、リポートします!
今回で11回目を迎え、秋田県内から250名を超える方が男鹿に集まりました。
前編・後編に分けて、リポートします!
キャッチフレーズは「お!新たなつながりが。-みんなでつくる元気ムラ-」
前編は、大交流会前半で行われた、男鹿市内の3つの活動発表を中心にご紹介します!
●秋田大学「地域連携ゼミ」男鹿市椿地区での活動報告
県では今年度、秋田大学の学生と地域の交流を通して
地域の活性化に向けたサポート活動を行う「地域連携ゼミ」を男鹿市椿地区で実施しています。
地域の活性化に向けたサポート活動を行う「地域連携ゼミ」を男鹿市椿地区で実施しています。
地域連携ゼミに取り組んでいる3名の学生に、大交流会で活動内容を発表していただきました!
これまで住民の皆さんと重ねてきた活動を通して、
椿地区の理想像実現には「リーダー役の不在」が課題であることにたどり着いたそうです。
学生が「仲介役」となって住民と地域外人材を結び、
椿地区で「価値ある交流・記憶に残る交流の場」を創出する仕組みづくりをしていこうというビジョンが示されました。
椿地区の理想像実現には「リーダー役の不在」が課題であることにたどり着いたそうです。
学生が「仲介役」となって住民と地域外人材を結び、
椿地区で「価値ある交流・記憶に残る交流の場」を創出する仕組みづくりをしていこうというビジョンが示されました。
住民の皆さんと学生、そして地域外人材の方々によって、
椿地区で紡ぎ出されれるであろう新たな動きに引き続き注目です!
椿地区で紡ぎ出されれるであろう新たな動きに引き続き注目です!
●「ジオカフェ」活動紹介
男鹿市安全寺地域にあった築140年の古民家をリノベーションし、自宅兼交流スペース「里山ほのぼの」で、
「ジオカフェ」という男鹿半島・大潟ジオパークの魅力を地域の方々と再発見するイベントを開催している柴田さん。
ジオパークガイド養成講座の受講をきっかけに、「ジオパークのさらなる魅力を発見したい!」
「男鹿半島のダイナミックな景色、その背景にある歴史や文化を共有したい!」
「新しい出会いや交流がしたい!」との思いから、ジオカフェを始めたそうです。
「男鹿半島のダイナミックな景色、その背景にある歴史や文化を共有したい!」
「新しい出会いや交流がしたい!」との思いから、ジオカフェを始めたそうです。
これまで、ドローンやコーヒー、そばの種まきなど、ジオパークを絡めた「ジオカフェ」を開催していて、
今後は「なまはげのケデ編み体験」や「公民館等での出張ジオカフェ」にも取り組む予定とのこと。
何より柴田さん自身が楽しみながら活動の場を広げている様子が、輝く笑顔から伝わってきました!
●加茂青砂集落の活動紹介
続いて、約25年前に加茂青砂集落へ移住された土井さんです。
耕作放棄地を、県内各地から集った「境界なき土起こし団」で開墾している活動について紹介いただきました。
今年はジャガイモや、サツマイモ、そばの種まきをしていて、10月には収穫祭も予定されているとのこと!
「移住したとき、『ここで困るのは不便なだけだ』と言われた。
これは『不便で大変だ』ではなく、ほかはみんないいということ。
不便解消に励むより、不便をそのまま受け入れ、それに合わせた生活スタイルを
あみだせばいいと教えられた気がして、とても印象深く刻まれている」と、土井さん。
あみだせばいいと教えられた気がして、とても印象深く刻まれている」と、土井さん。
「近所のお年寄りの人生を、全身を傾けて聞いてみてほしい」
土井さんが想いを込めて語る一言一言に、皆さん聴き入っていました。
加茂青砂の方々への心からのリスペクトを土台として、
土井さんが想いを込めて語る一言一言に、皆さん聴き入っていました。
加茂青砂の方々への心からのリスペクトを土台として、
海から望める菜の花畑が広がる加茂青砂を夢見る土井さんの姿に、
心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。
●意見交換会
3つの活動発表後、発表者と会場の皆さんを交えた意見交換を行いました。
質疑応答の後、共通の質問として「活動の原動力・モチベーションについて」うかがいました。
「里山ほのぼの」の柴田さんは、「ジオカフェの方と集まってその楽しい空間をみんなで分かち合ううれしさ」と
「次もこの人たちと集まって楽しいことをして笑いたい、という楽しさ」がモチベーションとのこと。
秋田大学の皆さんは
「椿の方々の『現状に諦めずもっと良くしていきたい』という思いが、
もっとサポートしたいというモチベーションにつながる」
「椿の方々の『現状に諦めずもっと良くしていきたい』という思いが、
もっとサポートしたいというモチベーションにつながる」
「住民の方々の前向きな意見が、自分自身のやる気に繋がる」
「地域の方と話したり、町の魅力を見たり、美味しい物を食べることで、椿への愛着、地区の一員という自覚が生まれ、
もっとやらないといけないという思いにさせてくれた」と、
地区の皆さんと関わる中で育まれた気持ちがモチベーションと語ってくれました!
会場からの質問に対し、土井さんが「地域活性化はマニュアル化した言葉では伝えられない。
自分たちが立っている場所と向き合ってそれぞれの地域の課題を掘り下げることが重要」と話していたのが印象的でした。
最後に土井さんが、「みんなで幸せに生きようぜ」と締めていただき、会場は拍手に包まれました!
椿地区での地域連携ゼミ、加茂青砂地区での開墾教室の様子は、元気ムラブログでも紹介しているのでご覧ください♪
→【椿地区】秋田大学地域連携ゼミ
→【加茂青砂地区】土起こし団の開墾教室
また、YouTubeの「おがジオちゃんねる」でジオカフェの様子も見れるのでご覧くださいね(^^)
→おがジオチャンネル(外部リンク)
●男鹿海洋高校の缶詰販売
試食・体験交流会に先立ち、秋田県立男鹿海洋高校が製造する缶詰販売も行われました!
鯖の水煮、味噌煮、油煮の鯖缶シリーズに加え、ゆであずきの缶詰も(^^)
鯖の水煮、味噌煮、油煮の鯖缶シリーズに加え、ゆであずきの缶詰も(^^)
市内のイベントで販売すると、すぐに完売してしまう人気商品です。
男鹿ならではの商品を買い求める参加者の皆さんで賑わいましたよ。
男鹿海洋高校の缶詰製造は、以前、元気ムラブログでもご紹介したので、ぜひご覧ください!
→能代市上町地域の環境保全活動の取組「アースデイ能代」の実行委員が缶詰づくりの試作実践(2023年掲載)
後編では、試食・体験交流会の様子をたっぷりお伝えします♪
→「あきた元気ムラ大交流会2024 in おが」を開催!~後編~
男鹿海洋高校の缶詰製造は、以前、元気ムラブログでもご紹介したので、ぜひご覧ください!
→能代市上町地域の環境保全活動の取組「アースデイ能代」の実行委員が缶詰づくりの試作実践(2023年掲載)
後編では、試食・体験交流会の様子をたっぷりお伝えします♪
→「あきた元気ムラ大交流会2024 in おが」を開催!~後編~