6月5日(水)、大館市山田地域の「Store(すとあ)たんひ」にお邪魔してきました!
山田地域はタケノコ(根曲がり竹)の産地で知られる旧田代町に位置します。
旬のタケノコ汁を楽しんでもらおうと「たんひ山菜まつり」が開催されました。

 

山々に囲まれたのどかな山田集落♪ この日は田植え中の住民の方の姿が多くみられました。



こちらが、令和3年にオープンした山田地域の住民が運営する「Store(すとあ)たんひ」。
山田地域は、令和元年、県「コミュニティ生活圏形成事業」のモデル地区となり、
住民の皆さんが、地域課題についてワークショップ(話し合い)を重ねてきました。
そんな中、令和2年に地域唯一の商店が閉店したこともあり、
地域に買い物できる場所、集いの場所が必要と作ったお店が「Storeたんひ」なのです。

 

商店の隣には交流スペース「CafeAcco(カフェあっこ)」も併設されています。
1杯100円でコーヒーを飲むことができるので、よく利用する住民の方は「マイカップ」を置いています(^^)



さて、この日のお客さんのお目当ては……




もちろん、「根曲がり竹」!
孟宗竹(もうそうちく)、淡竹(はちく)など、様々な種類があるタケノコですが、
秋田県でタケノコといえば、根曲がり竹を指すケースが多いかもしれませんね(^^)



私たちが到着した時には、すでにお客さんの第一陣が過ぎ去ったあとでしたが、11時を過ぎると、続々と人が集まってきました。


 

11時からはタケノコ汁の販売です。ミズもたっぷり!贅沢ですよ~。
前日から、スタッフの皆さんが皮むきなどの下準備をして、当日100食分を準備したそうです!



交流スペース「CafeAcco(カフェあっこ)」で、タケノコ汁を味わう皆さん。旬の味を満喫です。

 

ちなみに、お鍋を持参してタケノコ汁を購入する住民の方が多かったです。
休憩スペースでタケノコ汁を待つおばあちゃんたちは「私たちはここによく来るから、
他のお客さんに先に食べてもらってるのよ~」と、おしゃべりを楽しんでいました(^^)



販売開始から45分で完売しました~!


 

タケノコ汁も完売し、たんひの販売スペースで山菜のミズも売れてしまったんですが、
お客さんのリクエストに応えて、
山田部落会の赤坂会長が、取りにいってくれていました。
立派なミズにお客さんも喜んでいましたよ。


 

「おやき」や、原木マイタケのほだ木も人気です。

今回の「たんひ山菜まつり」は、地元の新聞に広告を出したところ
大館市中心部や旧比内町から来た方もいて、「初めて来た」という人も多かったです。
赤坂会長は「お客の心をつかむような企画を仕掛けていきたい」と話しており、このイベントもその一環です。
たんひは、住民のためのお店ですが、売り上げを安定させないことには継続できません。
お客が少ない時間帯をチェックし、営業時間を変更するなど、今いるスタッフで運営をまわせる体制づくりをしながら
「経営」と「地域づくり」の両立に取り組んでいます。






「ここのお弁当、おいしいんだよ!」
「同じ田代町に住んでる。こういうお店を応援したい」と話すお客さんもいました。
住民の方のお茶っこはもちろん、同級会の会場や、集落行事の会議場所などにも使用されています。
たんひのキャッチコピーは「人と人をつなぐお店」。
お近くにお越しの際は、ぜひ、山田のお店に立ち寄ってみてくださいね(^^)

元気ムラの記事もご覧ください!
「Storeたんひ(ストアたんひ)」と「Cafe Acco(カフェあっこ)」(元気ムラサイト)


●おまけ


たんひの近くに祀られている、人形道祖神「ジンジョ様」です。
先日、秋田森づくり活動サポートセンターさんで行われた、山田地域めぐりのリポートにもアップされているので、ぜひご覧ください(^^)
元気ムラの旅10 人形道祖神の聖地・大館市山田探訪(外部リンク)