毎年2月下旬、横手市金沢地域で「金澤八幡宮奉納梵天」が行われます。
400年以上の歴史がある伝統行事で、大人たちによって勇壮に行われています。
2/22(木)は、横手北小学校の3年生が、大人にさきがけ、元気に梵天の練り歩きを行いました!
当日の様子をご紹介します♪


●2月22日(木)

金沢地区交流センター(金沢孔城館)に集まった横手北小「あおぞら学年」の児童の皆さん。
その名も「金沢地区ぼんでん盛りあげ隊」です!


 

総合的な学習の時間に、金沢地域の住民の方が先生役となり、ぼんでんの歴史やぼんでん唄を教えてきました。
小若梵天とミニぼんでんも手作りです♪




「ジョヤサー!ジョヤサー!」
10時にセンターを出発し、金沢八幡宮の大鳥居を目指します。


 

家々の前で待つ住民の皆さん。
子供たちがぼんでん唄を歌う姿に「かわいい~!めんけーな~」「唄じょうずだ~」と、終始にっこり♪
子どもたちも「ありがとうございました!」と元気にお礼を言って、次の場所に向かいます。




子供たちが一生懸命歌うと、その気持ちも住民の皆さんに、ばっちり伝わります。
「元気をもらう」と話す女性もいました♪



お昼前に、八幡宮の大鳥居に到着しました!
この「ぼんでん盛りあげ隊」は、横手北小の「コミュニティ・スクール」活動の一つです。
横手市では、学校と地域が一緒に学校運営に取り組んでおり、
学校運営協議会を設置した学校を「コミュニティ・スクール」と呼んでいます。
コミュニティ・スクールとは(横手市ウェブサイト)

 


上の写真は、2023年8月に行われた、金沢地域でのキャベツ収穫の様子。
「ぼんでん盛りあげ隊」と同じく、コミュニティ・スクール活動の一つで、地域と学校が一緒に活動を行っています。
今回のぼんでんは、今年度の学習のまとめとして披露されました♪

また、横手北小学校は、金沢地区のほか、黒川地区、境川地区も学校区となっています。
子供たちが行事などを通じて、お互いの地域をいったりきたりすることで、
地域の距離感も縮まり、垣根を越えていければ、と学校の先生もお話ししていました。



盛りあげ隊発足時から、ぼんでん唄を教えている住民の男性は
「うまく歌おうとしなくていい。“元気に”歌おう!」と伝えてきたそうです。



「学校から帰宅したら一生懸命、唄の練習をしていたと話す親御さんもいて、そういう話を聞くと、とても嬉しい。
元気をもらいました」と話していました。

大人が子供にぼんでんを教えて、子供たちから大人が元気をもらう。そして、その元気をまた別の人にキャッチボールしていく。
そんな関係を地域と学校で築いていきたいと、住民の方も話していました。

この日、撮影したぼんでん唄の動画をInstagramにアップしたので、リンク先からご覧ください(^^♪
元気ムラInstagram(外部リンク)




●2月24日(土)


こちらは24日に行われた「金澤八幡宮奉納梵天」の様子です。






勇壮に梵天が奉納されました。地元では「梵天が終わると春がくる」と言われています。
今年は暖冬で、積雪が少なかったのですが、雪をトラックでかき集めて、活気あふれる奉納となったそうです!

冬の終わりを告げる梵天。これから地域の活動も本格化していきますね。
金沢地域からお届けしました!