三種町下岩川地域で、秋田県立大学(以下:県立大)と島根県の(一社)持続可能な地域社会総合研究所(以下:持総研)の共同研究がスタートしたのは令和4年6月からでした。
持続可能な農村地域を作るとともに、その仕組を動かす住民組織を立ち上げるための共同研究です。
下岩川地域は“持続可能な地域づくり”のモデル地域を目指し動き出しました。
令和4年5月に地元説明会が行われ、翌月6月には地域住民への説明会と現地調査が行われました。
※その際のリポートはこちらから→三種町下岩川地域が“持続可能な地域づくり”のモデル地域を目指します!(2022年6月掲載)
上記の共同研究を進めてきた中で、農村RMOが設立されることになり、2月1日(木)、その母体となる組織「下岩川地域づくり協議会」の設立総会が行われました!
地域の拠点となる「すいらんの館」(写真は2022年撮影)に
この日、住民や県立大関係者、持総研(オンライン参加者含む)、行政機関などあわせて40名弱の方々が集まりました。
1.県立大の報告会
上写真の2023年度の研究テーマについてスライドを用いて順番に報告がありました。
その中で目を引いたのは、2番目の「将来ビジョンを作る」!
子どもたちとのワークショップを1回、大人の方たちとは、3回のワークショップを行ったそうです。
「レゴワークショップ」!なんだか楽しそうですね^^
12名の子どもたちが参加したそうです。
こんな未来にしていきたいと、レゴで楽しく未来の下岩川地域の模型を作ったのですね。写真を見ていると真剣に地域の将来のことを考えていることが伺えます(^^♪
大人対象の3回のワークショップは上記の流れで行われたそうです。毎回約30名の住民が参加したそうですよ♪
1~2回目のワークで地域で安心して暮らせる仕組みとストーリーを作成し、それを実現するために必要なもの(やりたいこと)を絞り込み、3回目で令和6年度から取り組む農村RMO事業の内容を絞りこんでいったようです。
地域住民や関わっている関連機関の方々の熱量が伝わってくるようでした(^^♪
2.農村RMO設立総会
RMOとは「地域運営組織」のことです。持続可能な農村地域を作るために、ついに、その仕組みを動かす組織の立ち上げまでこぎつけました!
この日は、その一歩として設立総会も同時に行われたのです。^^
議長が選出された後、次第通りスムーズに総会は進みました。
議案もすべて承認され、役員を選出!この日を持って、農村RMOの母体となる「下岩川地域づくり協議会」が発足しました!!
来賓でいらしていた三種町の田川町長や、オンラインで参加されていた持総研の藤山所長、県立大の谷口教授より祝辞がありました!
田川町長からは「農村RMOの設立に向けて大変ご苦労されてきたようですが、行政側もタッグを組みながら下岩川地域の皆さんを支援していきたいと改めて感じています。下岩川地域を一つのモデルとして全町でこのような取組を波及させて地域のコミュニティを大事にしていきたいと思います。」と、お言葉がありました。
藤山所長は、「今日の総会で決まった内容を、視野を広げて、地域内外を巻き込みながらこれからも進めていってほしい。」
と、谷口教授からは「1年前に農村RMOをを作ったらどうかと提案したが、こんなに早く進むとは思っていなかった。
今日、皆さんは大事な一歩を踏み出しました。レゴワークショップに参加した子どもたちが大人になってもここに住みたいと思ってくれるよう、これからも協力していきたい」と、それぞれ、住民をさらに力づけて下さるような言葉があふれていました♪
令和6年度の下岩川地域づくり協議会の事業は盛りだくさん!
住民の皆様の生き生きとした表情を見ていると、きっと一つ一つクリアしていくのだろうなあと感じてきました(^^)
皆様の益々のご活躍をお祈りいたします。
●おまけ
この共同研究に携わっている県立大2年の鷲尾さんから、来月催行予定のイベントについてお話がありましたよ♪
「2年前から地元学調査をしていて、地域の皆さんが“食に自信がある”ということがわかったので、家庭料理を持ち寄ってもらいレシピ集を作成したり、親子で米粉どら焼きを作る予定です」とのこと。聞いているだけでワクワクしてきました。
このイベントについても、ぜひ、この産地直送ブログでお届けしたいと思います^^
(2022年6月撮影)
以上、三種町下岩川地域からお届けしました!