11月4日(土)、男鹿市加茂青砂地域で、2回目の「開墾体験教室」が開催されました♪
計画では、10月上旬に、伐根しながらより深く耕し、1本の畝をたて、状態が良ければ、にんにくを植えるという予定でしたが、あいにくの豪雨で中止となりました。
※1回目の様子はこちらから→男鹿市加茂青砂地域で「耕作放棄地を開墾する体験教室」が開催されました♪

↑1回目の開墾教室で更地になった耕作放棄地でしたが。。。

↑2か月間で、雑草などが繁茂していました。

ということで、仕切り直しとなった2回目は、晴れていたら草刈りと整地作業から進める予定でしたが。。。
前日夜から明け方にかけての降雨のため、屋内での作業となりました(^-^; 今回は雨で中止とならないように代案が準備されていましたよ(^^♪

前回の参加メンバー(都合で参加できない方も)や新たな参加者も加わり、和気あいあいとした雰囲気になりました!
当日の様子をお届けします。



    
屋外作業が中止のときの代案は、旧加茂青砂小学校体育館での「貝殻の肥料づくり」。
貝殻はこの日のために、主催の「
かもあおさ笑楽校」の土井さんと住民の大渕さんが二人で船越海岸に出かけ、拾いあげたもの。ベテラン大渕さんがかなりの量を集めてくれたそうです。

 


今回も、講師は能代市二ツ井町で農園を営む齊藤洋晃さんと、藤里町で農業を始めて3年の佐々木友哉さんです。ちなみにお二人は「境界なき土起こし団」を結成しています♪
講師のお二人から、貝殻を砕いて作る石灰肥料は土壌改良材として、よく用いられていることを教わりました。畑は酸性質になりがちで、アルカリ質の貝殻を使用することで、土壌を中和できるそうです。さらに、貝殻石灰はミネラル分を多く含むため、ゆっくりと土壌の酸性度を下げていき、かつ、その状態が長持ちするそうです。
さっそく、貝殻を砕く作業を始めましたよ♪

    

   
貝殻を直接、金づちでたたくと破片が飛び散り、近くの人にあたって危険ということで、貝殻は袋にいれて、金づちでたたき、飛び散らないようにしましたが…

 


貝殻の量もかなりあったため、参加者はひたすら、金づちを打ち続けました。途中、休憩をはさみましたが、
終盤は、貝殻を入れていた袋が破けたりして、そのまま直に打つ人もチラホラ(^-^;
「薪割りしているくらいの力仕事だな。いい運動になりますね。」という参加者もおりました。
なんだかんだと2時間弱、作業に要しましたよ!出来上がった肥料はコメ袋三つ分になりました♪

長い時間、同じことを続けるのは根気がいるもの。
翌日、腕が筋肉痛になった方もいらしたのではないのでしょうか。(^-^;

   
作業終了後は参加者全員で、掃除、片付けをして、昼食は集会所でいただくことになりました。

   
 
   
昼食は地元の料理人、大渕さんが腕をふるい、住民の土井良子さん助手をつとめて作った“きりたんぽ”とイナダのカルパッチョ^^ 
作業後の疲れた体に染みわたる美味しさ(^^♪ おかわり者が続出していましたよ!!


昼食をとりながら、次回に向けての意見交換を行いましたよ。
「年内は、冬を迎えることもあり作業は難しいだろう。来春3月ころに再開しましょう。」
「ここは雪が溶けるのが早いから、2月末か3月上旬でもよいだろう。」
「何を植えたいか来春までに考えていてくださいね。」
「まずは、また雑草取りから始めないとです。今日、たたいた貝殻は少し湿り気があったので、私のほうで少し天日干しして乾かしておきます!」と、主催者、参加者、講師の方の言葉が飛び交っていました。

途中、「男鹿は海藻が有名。“モグ”と呼んで、昔はこれを肥料にしたもんだよ」という意見も出ました。講師の齊藤さんはモグを使った肥料づくりにも興味を示していましたよ^^

   


午後になると晴れ間も覗いてきたので、耕作放棄地の現場へと向かいましたよ。
1回目の教室で、刈った草で堆肥をつくるという作業をしたのですが、2か月前に白神こだま酵母や米ぬかとともに積み上げていた枯草や枝たちが順調に堆肥として育っているそうです。来春に使用できるものになっていたら嬉しいかぎりですね。

来春の「耕作放棄地を開墾する体験教室」3回目は、どんな展開が待っているのか、ワクワクドキドキですね。(^^♪
「よいお年を!」と、参加者がそれぞれに帰路についた2回目の「耕作放棄地を開墾する体験教室」
を男鹿市加茂青砂地域からお届けしました!

●おまけ

作業着の上下の色が微妙に違うと、自分に不満そうな主催者の土井敏秀さん。照れ笑いしていました。
おしゃれには、かなり気を使っています(^-^;


土井さんが持っていた“こだし”です。
最近では、入手するのも難しいかもですね。