前編では、四ツ屋地域の梵天巡行の様子をお届けしました!
前編の様子は次のリンクからご覧ください(^^♪
【産地直送ブログ】四ツ屋地域のアツイ彼岸入り!厄年の住民を祝う「梵天まつり」!~前編~

後編は、熱気が四ツ屋神明社を包む奉納の様子をお届けします!

さて、四ツ屋神明社に一番に到着したのは、どこの梵天でしょうか!
到着したのは・・・・・・

2区の梵天です!


●福俵
2区は、2本の梵天に加え、福俵も一緒に奉納します。



鳥居をくぐる前に梵天唄を唄い、唄を唄いながら参道を進みます。
福俵の中には、お餅やお菓子が入っていて、梵天を奉納し終わると境内で待つ参加者に向かって撒きます。
福俵の中にあったお餅からは福がいただけそうですね。

次に到着したのは3区!



鳥居の前で梵天唄を唄い、境内へ到着しました。


ここで、神官から祈祷してもらい、再び梵天唄を唄います。


いよいよ梵天が奉納されます!




拝殿の入り口では押したり引いたりが繰り返され・・・・・・
いよいよ奉納!
拝殿内になだれ込む皆さん!


本殿の壁に梵天を激しく打ち付け始めました!

四ツ屋地域の梵天はこのように本殿の壁に梵天を打ち付けることで奉納となります!

ここで奉納唄を捧げ、3区の恒例「仙北荷方節」も奉納されました。
3区で「仙北荷方節」を唄える方が毎年歌い続けているものですが、今年は梵天まつりへの参加ができないとのことで、他の住民が代役を務めました。
「仙北荷方節が、3区の梵天奉納の伝統になっているんだと気がついた」と代役を務めた方が話していました。

奉納の後は、「餅巻き」が行われました。



かつて、2区のように福俵を奉納していた名残なのでしょうか。
みなさん楽しそうです(^^♪




壁には穴が!!!奉納の激しさを物語っています!
以前にも奉納の際に壁に穴が開き、修復したことがあるそうです。

最後は4区の皆さんが到着しました!



先日の梵天作成の際にお邪魔した地区です!

拝殿には、4区の厄年の2人が待ち構えており、拝殿に入ろうとする梵天を押し戻します。

それに負けじと梵天が突破!



ジョヤサの掛け声で、梵天が激しく壁に打ち付けられ、無事に奉納されました!

奉納後は、各地区で「直会(なおらい)」が行われます。
こちらは3区の直会の様子。


   
厄年の2人を中心に、改めて皆でお祝いをします。
2人には、梵天の布が贈られましたよ。

直会には3区の住民が作った料理がたくさん並んでいました。
   
いもの子汁や、たまご寒天など、たくさんの料理が集まっていましたよ~!

来年は、「町口ぼんでん会」の世代交代が行われます。
新たな若い世代を中心に、これまで引っ張ってきた先輩たちはサポートに回ります。
今回、初めて音頭上げに挑戦した方は、「梵天唄の出だしを唄う“音頭上げ”は独特な唄い回しで、同じ梵天唄でも、大曲のとは全然違う。音頭上げが全体の音程になるので、先輩たちが唄う梵天唄を汚してしまわないように、音頭上げを務めた」と話しました。
また、「今までは梵天まつりの一員にすぎなかったが、要となる役に就かせてまらったことで、自分たちが継承していかなくてはいけないんだ、ということを考えるきっかをもらった」と話していました。

梵天まつりの熱は冷めやらず、いつまでも賑やかな笑い声は町口会館を包んでいました。
以上、集落活動コーディネーターが大仙市四ツ屋地域の梵天まつりの様子をお届けしました!

★おまけ
直会での一コマ。

雪で冷やした飲み物と

雪が積もった公園で遊ぶ子供たち。
この写真を撮ってから後も、さらに子供たちで賑わいました。
可愛らしい子供たちに元気をもらった取材班でした。