『揃たナーエ揃たと~♪若い衆揃た~♪』

ほら貝の合図と梵天唄が響き、天に向かって振り上げられた梵天の御幣がシャカシャカと音を鳴らします。


3月18日(日)、水も凍る早朝の大仙市四ツ屋地域に、梵天巡行の賑やかな音が鳴り響きます。
四ツ屋地域で、梵天まつりを継承しているのは、10地区中、6地区。
そのうち、四ツ屋神社に奉納しているのは5地区です。
今回は、理由があり、2区、3区、4区の三つの地区の奉納となりましたが、四ツ屋地域は各地区が巡行する梵天の音で賑わいをみせました!

取材班が巡行に同行でぃたのは、以前、もちつき大会を取材した町口町内!

当日の様子は次のリンクからご覧ください♪
産地直送ブログ】大仙市四ツ屋地域の町口町内で開催した「町口もちつき大会」にお邪魔しました!(2018年3月掲載)

町口町内は3区の町内です。
3区では、「町口ぼんでん会」を中心に継承が行われていますが、会に関わらず、町内の皆さんが参加していました。


ほら貝は「梵天上げの合図」となる重要な役割。女の子2人が担当しました!

スタートは町口会館。

早朝は、会館から家々を回り、国道105号沿いまで足を延ばして四ツ屋地域内に店舗を構えるお店を中心に巡行します。





巡行の途中、子供たちが「ぼんてんにつかまっていい~?」と駆け寄ってきました。



嬉しそうなこの表情♪

こうして国道沿いの巡行が終わると、3区内の巡行が始まります。
ここからは大人梵天よりも少し小さい子供梵天も加わります。


3区内は住宅が密集しているため、梵天を上げる回数が急増します。
梵天上げも交替しながら巡行が続きます。

各家々で梵天を上げると、お酒や煮物などの「まかない」が登場します。



巡幸の時間が近づくと、各家々の庭のテーブルが用意されているものも、梵天奉納の一つの風物詩ですね。


「まかない」の時間は、体力を使う梵天巡行にはありがたい休憩時間です。



   
「わ、この煮物美味しいんだよ~!」
地域のお母さんが作った馴染みの味も登場♪
いただいた「まかない」は基本的に残さないのが礼儀。


「おーい、リュック隊~!」の合図で、リュックを背負った子供たちが集まってお菓子をもらう様子は、とてもほほえましい光景でした。

梵天が巡行している間、四ツ屋神社には今年厄年を迎える8名が集まり、信じを待っていました。
神事の前に、金屏風を背後に、記念撮影をしました!

四ツ屋地域の梵天まつりは、厄年を迎えた住民の役を払うことはもちろん、厄年を迎えたことを祝う意味を持ったお祭りです。
巡行の際には、その区で厄年を迎えた住民の名前が書かれた奉納もかかげられていました。


厄払いの神事が滞りなく終わり、いよいよ梵天の到着を待つばかりとなりました。


奉納の様子は後編でお届けします!
後編は、次のリンクからご覧ください(^^♪
【産地直送ブログ】四ツ屋地域のアツイ彼岸入り!厄年の住民を祝う「梵天まつり」!~後編~

★おまけ
梵天上げの際に梵天から敗れたぼんぼんをもらいました。

縁起物で、よかったね(^^♪