4月3日(土)、大館市山田地域の様子です。
山田地域では、GB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネスの一環で、
原木なめこ栽培を行っています!
この日、山田地域の山中にある栽培場所を訪れると、
電動ドリルの音が賑やかに鳴り響いていました♪
●原木きのこ栽培とは
上の写真は、平成30(2018)年に撮影した山田地域の原木栽培によるナメコ。
プリプリして美味しそうです♪
きのこの原木栽培は、伐採した「原木」に、
左の写真のきのこの「種コマ(菌)」を植え付けて行います。
種コマを原木に打ち込むので、植菌作業は「コマ打ち」と呼ばれています。
コマ打ちした「ほだ木」は、日陰と湿り気がある場所に設置します。
天然きのこと同じような環境で育てるので、品質の良いきのこが採れるんですよ♪
※過去の原木なめこの収穫リポートは、次のリンクからご覧ください。
→山田地域の「原木なめこ」の収穫(2020年掲載)
→山田地域の挑戦! 原木ナメコの収穫体験をプレ開催(2018年掲載)
こちらは、山田地域の原木なめこの栽培場所です。
もとは田んぼでしたが、平成25(2013)年の記録的豪雨で土砂が流れ込み、
その後、ネコヤナギが繁殖したため、再起できない状態になりました。
しかし、原木栽培に適した、日陰と湿り気がある環境が整ったため、
この状況を逆手に取り、原木なめこの栽培場所に活用しています。
4月3日(土)は、16人の住民の方が集まり、コマ打ちを行いました!
1000本近くある原木を3日間かけて作業するので真剣です。
集落の共有林から伐採した原木に穴をあけ、コマを打ち込んでいきます。
山田地域は、集落で山を所有していることもあり、
「山の資源を活かしたものを」と活動してきました。
この原木なめこ栽培も、自分たちの得意分野を生かした活動の一環です。
コマ打ち中のおばあちゃんは「もう何年も(コマ打ちを)手伝ってるよ。
自分も体を動かしたいし、キノコが生えてくると面白いよ~」と話していました。
また、今年初めて参加した女性は「山の中での作業は気持ちいい♪」とのこと(^^)
ちなみに、種コマを原木に差し込む際は、素手のほうが効率がいいそうです。
その分、指先が真っ黒になってしまいますが、
おばあちゃんは手慣れた手つきで、金づちで打ち込んでいました。
山田地域の原木なめこは、秋の収穫時期になると
首都圏や秋田市内のスーパーに出荷しています。
住民の皆さんが丹精込めて作業しました。
たくさん、生えてきますように♪
山田地域から、集落活動コーディネーターがお届けしました!
●おまけ
山の中は町中より気温が低いため、ふきのとうも土から出てきたばかり♪
この日は、うぐいすが「ホーホケキョ」と鳴いており、
作業中の皆さんの疲れを癒していました。