「いぶりがっこ」とは、野菜を燻製してから漬けこんだ秋田を代表する漬物です。がっことは秋田の方言で「漬物」を意味します。三又地域を含む秋田県横手市の山内地区は、昔から「いぶりがっこ」づくりが盛んな地域でした。
「いぶりがっこ」作りは雪が降る前に行います。寒さに耐えながらの水洗い作業や、昼夜絶えず炎を燃やし続けなくてはならない燻製作業は、長期にわたって行わなくてはならない大変な作業です。住宅事情が変化した現在、家庭でつくる「いぶりがっこ」は多くありません。三又地域のように伝統的な方法を用いたいぶりがっこは貴重です。
「いぶりがっこ」の製造技術を途絶えさせないため、山内地域では、ナンバーワンいぶりがっこを決める「いぶりんぴっく」を平成19年から開催しています。
「パリッ、パリッ」という軽快な音とともに華やかに食卓を飾ります。三又地域の伝統の「いぶりがっこ」を是非一度ご賞味ください。
※三又産のいぶりにんじん、いぶりがっこは、国道107号添いの「道の駅さんない」などで購入できます。
【関連リンク】産地直送ブログ
→横手市山内で「いぶりがっこ」作りが始まっています(2017年11月掲載)
※三又産のいぶりにんじん、いぶりがっこは、国道107号添いの「道の駅さんない」などで購入できます。
平成22(2010)年4月掲載
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