鹿角市松館地域の「豆腐汁」は、割り箸ほどの太さに切った豆腐を醤油ベースの汁に入れ、カタクリでとろみをつけた「すまし汁」で、このすまし汁に、女性はとろろを、男性は「洋がらし」を入れて食べる風習があります。
松館の豆腐汁は、同じ県北の北秋田市根子地域で大晦日に食べる浄夜豆腐と似ていますが、松館は大晦日ではなくお祝い事などで食べられています。
豆腐汁のほかに、最上級のお祝い事やお祭りの宵宮のお祓いが終わった後に食べる「寄せ豆腐の汁もの」もあります。醤油ベースのおつゆの味に浮かんだ、寄せ豆腐の上にからしをのせて食べるというシンプルなもの。からしのぴりっとした辛みが食欲をそそる一杯となっており、湯豆腐にからしをのせずに、松館自慢のしぼり大根でも食べることがあります。
こちらの記事もおすすめです
松館天神グラウンド
毎年、田植えが終わった後に行われる集落運動会の会場「松館天神グラウンド」。 戦国時代よりあったこの台地は、東端(東屋のある峰)のことを「ハサバ長根」と呼んでいたため、「ハサバ長根のグラウンド」、また一帯の地名...
自然・施設
ビューポイント
松館地域の活動
鹿角市の松館(まつだて)地域は、1200年前に始まった尾去沢鉱山と深いつながりを持ってきました。尾去沢鉱山隆盛期には、地域の人々は農業を行いながら鉱山で働きました。 農林業の共同体という意識が色濃く残る松館では、農...
地域活動
地域団体
松館しぼり大根
辛い辛い、鹿角市松館地域で栽培される「松館しぼり大根」。名前の通り、大根のしぼり汁を、そばやイカ刺しなど、料理の薬味として利用されます。大根ならではの香りに、ワサビの様にツンとくる辛さ、トウガラシの様にジワっとくる...
食
買う
野菜・果物
直売所