画像:横岡地域の活動

 にかほ市の横岡自治会は、平成17(2005)年の市町村合併により「にかほ市」が誕生したのを機に、集落の共有財産の管理などを目的に生まれました。

 自治会役員の方に住民の方の特徴を聞くと、「とても働き者で、まるで働くことが趣味であるかのよう」と言います。高齢者の仲が良く、行事や普請(共同作業)にも協力的で、たくさんの人が参加してくれると話します。

 運動会をはじめとする集落行事や神社の維持管理、共有財産である林の管理など、どれも住民の力を合わせなければ出来ないことです。

 また、上郷の小正月行事(サエの神焼き)をはじめ、鳥海山日立舞、初午行事(獅子舞)、神明社の祭典などの行事の継承は、自治会にとって大事な役目となっています。

 古くからの伝統行事と新しく始めた行事を両方とも行っているのも横岡の特徴です。住民の提案で始まった運動会、文化講演会、敬老会、神明社祭典の前夜祭、奈曽川沿いに400本もの桜を200人で植えた桜の植樹、東京都港区の児童を受け入れるグリーンツーリズム事業や12月の年越しそば打ち体験など、様々な活動を行っています。

 行事を後世へ残しながら、新しい活動を通して都会の方々を地域に惹きつけ、活力を生み出していくことが横岡自治会の目標です。

平成23(2011)年4月掲載
令和4(2022)年更新
 

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世代間のリレーが受け継がれる、にかほ市横岡地域の運動会(2019年6月掲載)
にかほ市横岡地域の自治会活動(2020年2月掲載)
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