画像:男鹿中地域の「ハタハタ寿司」

  冬の秋田の保存食といえば「ハタハタ寿司」です。秋田の麹文化と魚が出会って生まれた、秋田の食文化の極みとも言われています。
ハタハタを三日間ほど水につけ、ぬめりをとり、血抜きをしっかりしたら、麹、ご飯、塩、酒、酢、人参、などで漬け込みます。

 男鹿市の男鹿中地域でも、ハタハタが旬を迎えると、各家庭でハタハタ寿司作りが始まります。新春の行事などで、ハタハタ寿司が振る舞われます。


■参考文献
秋田県農村漁村生活研究グループ協議会『あきた風土記』

 

 

令和3(2021)年1月掲載

 

こちらの記事もおすすめです

あんぷらにしめ

  男鹿中地域の三ツ森集落で、お祝いや仏事の際には必ず作ったという「あんぷらにしめ」。  身欠きニシン、椎茸、こんにゃく、フキ、じゃがいもを使った煮付け料理です。「あんぷら」とは、男鹿では「じゃがいも」のことを言...

郷土料理

火山の箱庭「寒風山」

 男鹿中地域の東に鎮座する「寒風山」。標高354.8m、回転展望台からの360度の眺望や、パラグライダー体験などもできる男鹿市内で有数の人気観光スポットです。寒風山は地層観察に適したジオサイトの一つとして知られており、...

自然・施設

ビューポイント

男鹿中の「ナマハゲ」行事

  大晦日、男鹿市の各集落では、国の無形民俗文化財であり、「来訪神・仮面・仮装の神々」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されている「ナマハゲ」が行われています。  男鹿市のほぼ真ん中に位置し、10集落で構...

伝統行事・イベント

伝統行事