男鹿市女川(おんなかわ)地域には「日本の渚百選」に選ばれている海岸、「鵜ノ崎海岸」があります。
広く浅い海岸なので子供たちが遊びやすく、夏にはキャンプを楽しむ家族連れやグループでにぎわいます。
鵜ノ崎海岸は、約1000万年前に深海の底でできた地層が隆起し、波によって柔らかい地層が削られたことで、巨大な洗濯板のような姿となりました。その形状と男鹿市の「ナマハゲ」を掛けて「鬼の洗濯板」とも呼ばれています。
この他にも「小豆岩(あずきいわ)」と呼ばれる球状の岩石が点在しており、その可愛らしい形から「おぼこ(秋田弁で幼い子供という意味)岩」とも呼ばれています。おぼこ岩は、春先の大潮の時期に全体を見ることができます。
美しい海岸線は、海に面する男鹿の象徴とも言えるでしょう。
令和2(2020)年3月掲載
■参考文献
『鵜ノ崎海岸 現地看板』
【関連リンク】男鹿半島・大潟ジオパークホームページ
→鵜ノ崎海岸ジオサイト
【関連リンク】産地直送ブログ
→日本の渚百選に選ばれた「鵜ノ崎海岸」!(2019年12月掲載)