17世帯が暮らす鹿角市の白欠地域では、炭焼き窯やピザ窯の製作など、住民発案による楽しい活動が目を引きます。このような活動はどんなきっかけで始まったのか、白欠自治会の役員の皆さんにお話を伺いました。

 白欠自治会の会長は1年交代なのが特徴です。平成27年度の会長を務めた佐藤和浩さんは「17軒と小さい分、まとまりやすいのかもしれない。自治会役員の総会も参加率100%に近い。白欠のいいところは“団結力”、これにつきる」と話します。平成28年度の会長職は佐藤和則さんにバトンタッチされましたが、会長が一人で自治会の仕事を抱え込まないよう、会計作業や行政との繋ぎなど、周囲が得意分野を分担して自治会を運営しています。
 
 平成19年(2007年)に作った炭焼き窯は、住民が地域の将来を考えた際、「地域みんなで楽しめるものを」という思いからスタートしました。平成26年(2014年)に作ったピザ窯も同様で、岩手県北上市や由利本荘市赤田地域など先進地の視察も行いました。視察の際に女性の参加が多いのも白欠地域の特徴で、「視察には自治会の代表だけが見に行ってもダメ。実際にやる人たちも見にいかなきゃ」と自治会の皆さんは話します。
 
 平成27年(2015年)のお盆は、住民を対象にピザパーティーを自治会で企画しました。白欠地域では20年近く盆踊りが中断しており、昔はスキー旅行も行っていましたが、子供たちが成長し、就職等で地域外に出るようになってから住民が集まる機会が少なくなっていました。お盆のピザパーティーは全世帯に呼びかけたところ「見たことない人がいっぱいいる」と自治会の皆さんが驚くほど、家族・親戚を含め50人以上の人々が集会所に集まりました。
 
 自治会の皆さんは「(地域に)人が集まる所が無ければ、高齢者は引きこもりがちになる。住民みんなが和める場所を増やしていければ」と話します。「みんなで苦労して、みんなで楽しんで」が白欠のモットー。一連の活動は、「みんなが集まれる場」づくりから生まれています。 

平成28(2016)年3月掲載

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