八峰町の大久保岱(おおくぼだい)集落には、大きなイチョウの木があります。旧沢目村の村長を務めた田村健一郎氏(明治22(1889)年~34(1901)年、村長歴任)の邸宅場所にあり、また、田村氏が村長として地域に貢献したことから「旦那のイチョウ」と名付けられました。
このイチョウは、元禄初期(1690年)に植えられたものと伝えられます。当時は、地震や凶作に見舞われたため、実を付けるという縁起を担いでイチョウが植えられたといわれます。秋になると、見事な黄色に染まる大イチョウは、高さ約28m、目通りの周囲が約4mの巨木で、八峰町の天然記念物に指定されています。
平成24(2012)年5月掲載
■参考文献『峰浜村誌』
『現地説明看板』
『現地説明看板』
こちらの記事もおすすめです
岩子小学校の歴史
-地域と子供たちを繋いだ「小さな大学校」- 昭和63(1988)年に新築された岩子小学校の白い校舎の壁面には、水沢川で川遊びを楽しむ人々が描かれた「岩子の詩」というタイルの大壁画があり、他にも星型の体育館、風見鶏タ...
歴史
地域の歴史
岩子のもつ煮
八峰町の岩子集落の「おふくろの味」といえば「もつ煮」です。旧峰浜村時代に行っていた「ホタルフェスティバル」や、「道の駅みねはま」でのイベントなどで、岩子集落の女性たちは、ほっかほっかの「もつ煮」を大きな鍋で作...
食
郷土料理
水沢ダム(峰水湖)
水沢ダムは、秋田県の県営土地改良事業によって造られた「防災・かんがいダム」です。この種類のダムの中では、秋田県内一の規模を誇ります。 水沢ダムを潤す水沢川は、八峰町と藤里町にまたがる3つの山を源に発していま...
自然・施設
ビューポイント