毎年9月の最終日曜日、五穀豊穣・家内安全を祈願し、前野町内会の例大祭が行われます。前野地域は昭和51年、当時の鷹巣町の宅地造成事業でできた新興住宅地のため、神社がありませんでした。そこで前野会館の中に神様を祀っています。例大祭の際は綴子(つづれこ)神社の宮司を前野会館に呼んで神事をとり行っています。
当日は午後2時頃から神事をとり行い、住民が玉串奉納などを行ったあと、小学生が「ワッショイ! ワッショイ!」と掛け声をあげ、お神輿を担いで地域内を練り歩きます。お神輿は昭和50年代に自治会で購入したもの。その前は地元の酒屋さんから樽を提供してもらい、樽神輿を使っていた時代もありました。
お神輿の巡行は、年1回、神様への感謝の気持ちを表すために行います。神様をお神輿にのせ、今の地域の姿を見てもらい、神様のご加護をもらうのです。子供たちを引率するのは子供会の親御さんたち。行く先々で住民からお花をもらい、子供たちの元気な姿を住民たちは見守ります。
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