キュウリ、シソの葉、ミョウガを、小口切りで食べやすい大きさに刻み、生味噌を溶いた冷たいだし汁に入れれば、ひんやりした冷や汁のできあがり。熱をまったく使わない夏の秋田の郷土料理です。暑さで食の進まない夏場を乗り切るため、昔の人々が知恵と工夫を凝らして生みだしました。
堀回地域の冷や汁を美味しくする隠し味は、地域の銘水・伊勢鉢清水。伊勢鉢の清水を使った冷や汁は、しその葉の香りで食欲をそそり、暑くほてった体に潤いを与えてくれます。
平成22(2010)年8月掲載
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