発盛鉱山は1887年(明治20年)から約100年稼働していた。最も盛んな時期には年間5,000kgの銀を産出し、一つの銀山としては日本一であった。現在、野天堀りの跡地は八峰町中央公園となっている。

溶鉱炉で鉱石を溶かして銀や銅を取り除いたドロドロの不純物(カラミ)に水をかけると急激に冷やされて粉々に砕け散る。中浜海岸には真っ黒な砂浜が広がっているが、これはかつて鉱山から流されたカラミである。