多賀谷氏の菩提寺の多宝院は下総国下妻に創建されたが、多賀谷氏とともに1610年(慶長15年)に檜山に移った。
現在の本堂は1771年(明和8年)に再建されたもので、曹洞宗本堂の特徴をよく伝えている。
廊下は東北地方では珍しいウグイス張り、本堂後方の庭園は京都銀閣寺を模したものといわれる。
檜山地区には檜山城跡を初め、数々の史跡があり、なかでもこの多宝院は春のしだれ桜が見事。
不動明王立像や多賀谷重経座像、国清寺跡より移された古扉を所蔵する。建造物は秋田県指定文化財。
多宝院内部の見学には、のしろ檜山周辺歴史ガイドの案内が必要。
問合せ先 料金等
所在地:秋田県能代市檜山小間木52
TEL:0185-58-5027
問合せ先:能代観光協会(年末年始休み)
TEL:0185-88-8802