企業の声

「大館から世界中の人々の”健康でありたい”という願いに応えて」

大館市 ニプロ株式会社
常務取締役 生産事業部長 兼 大館工場長 小林 京悦

写真:ニプロ株式会社

企業名 ニプロ株式会社
ホームページ https://www.nipro.co.jp/
立地住所 大館市二井田字羽貫谷地8番地7
TEL 0186-49-5111
FAX 0186-49-3944

ニプロ株式会社について

当社は1954年の設立以来、「事業活動を通じた社会貢献」の実現を目指し、技術革新をコンセプトに、医療用ガラス部材から医療機器、医薬品へと事業を拡大してまいりました。

長年にわたる開発・生産により蓄積してきた技術とノウハウを活かして、現在では、人工臓器、循環器、検査・診断薬、注射・輸液、医療用医薬品、ファーマパッケージング(医薬用包装材料)などの幅広い分野で、患者さまや医療従事者さまのニーズに応える製品・技術を提供しています。

「医療機器」「医薬品」「ファーマパッケージング」の三位一体で事業を展開していること、それが当社の一番の強みです。

秋田県大館工場について

大館工場は1981年に設立されましたが、広大な土地の確保、大館市の協力による高品質で豊富な水を利用できる環境にあったことが立地の決め手になりました。

当社を代表する商品「ダイアライザ」は、全体の生産数のうち半数以上を大館工場で生産しており、大館工場はニプログループにおけるマザー工場となっています。現在、当社海外工場でトップを務める者は大館工場に在籍していた者ばかりです。

産業医や看護師も常駐している大館工場ですが、2018年には工場内に事業所内保育施設を開園、仕事と子育ての両立を支援することで働きやすい職場環境を整備し、従業員の満足度の向上を図っています。

また大館工場では、2020年の新型コロナウィルス感染拡大を受け、人工心肺装置(ECMO)に使用する部品「ニプロコーティング模型人工肺」の出荷体制を整えております。

秋田港の利用について

大館工場が秋田港から海外へ出荷した医療機器の輸出額(2018年)は約103億円となり、初めて100億円を突破しました。ほとんどが中国向けで、秋田港からコンテナ船を活用し韓国の釜山経由で輸出しています。秋田港は年々便利になってきており、2015年から利用を本格化して以降、輸出額は年々増加しています。当社は納期重視であることから、今後の更なる短時間航路の開設を期待しているところです。
 

 
 

令和2年6月