「秋田における産学官が連携したオープンイノベーション｣

秋田市　セルスペクト株式会社

事業内容について

弊社は２０１４年４月、岩手県盛岡市を本社として設立し、医療機器や診断薬等の開発・製造・販売を行なっています。

例えば、指先からの微量血液を１０分以内で分析し、血糖値や肝機能、中性脂肪等を判定する診断薬および臨床現場即時検査医療機器（ＰＯＣＴ）を開発し、ドラッグストアと連携して顧客が無料で健康チェックできるサービスを提供しながら、取得した匿名健康データの産業利活用を進めています。

本事業は、その将来性が認められ、中小企業基盤整備機構主催の「ＪＡＰＡＮ　ＶＥＮＴＵＲＥ　ＡＷＡＲＤＳ２０１７」にて中小機構理事長賞を受賞いたしました。
 

秋田県の立地環境について

２０１８年８月、秋田県産業技術センター 高度技術研究館内に弊社最大規模の研究開発拠点である「パソロジーリサーチセンター」を開設いたしました。

本センターでは秋田県産業技術センターや秋田大学医学部、さらには県内企業と連携し、がん患者様への薬剤適応検査や薬剤適切投与量を迅速に決定するシステムの開発等に取り組んでいます。秋田県は他地域に比べて、産学官と連携して研究に取り組める土壌があり、モノを作る人・考える人・設計する人・普及させる医師、すべてがそろっていることからオープンイノベーションを基調とした研究開発に適しています。

今後、当社は秋田県の地域性を活かし、研究開発を加速して医療アイテムの拡充を図ると共に、ヘルスケア事業の高品質化とサービスの広域化を進め、より多くの方の生活の質（ＱＯＬ）の向上に貢献できるよう、積極的に取り組んで参ります。

令和元年６月