「安心の設備と技術で高品質、高付加価値、低コストを実現する戦略工場｣

大館市　ニプロファーマ株式会社
常務取締役　生産統括本部　本部長　　河村 聡

大館工場の特徴

大館工場は、大館市の工業団地内にあり、2002年5月より本格稼働しています。
敷地面積は東京ドーム4.3倍にあたる204,890m²で、注射剤とキット製剤を中心に製造しています。
工場の特徴として、様々なカテゴリーの高活性物質製剤を製造しており、交叉汚染防止対策として製造棟の分離・独立方式を導入しています。食堂や倉庫なども製造棟毎に設置し、空気の流れや人及び物資の動線も配慮した完全独立棟とすることで、安全対策と品質向上に努めています。

秋田に進出したきっかけ

大館市の協力により、高品質で豊富な水が利用できる注射剤製造に相応しい環境にあったからです。
隣接地にグループ企業であるニプロ大館工場があり、相互の技術融合と連携が可能になることです。
また、秋田県や大館市の補助金や税制等の各種優遇制度が手厚く、要望に対し行政が迅速に対応してくれることです。

秋田に立地してよかったこと

秋田県民は実直で粘り強く、医薬品を製造するうえで信頼がおける人材に恵まれていたこと。
また、寒冷地の低い外気温を活用して冷水を製造する フリークーリングシステムを導入し、冬季間のエネルギー削減に効果があったことです。

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平成24年3月