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歴史を知る

阿部比羅夫と熊野神社

画像:阿部比羅夫と熊野神社

 鵜川地域を走る国道7号沿いの八竜幼稚園の裏手にある参道を登ると、高台に熊野神社があります。鎮守の神様として鵜川地域を見守ってきました。
 境内には1300年ほど前、時の大和政権から派遣された阿部比羅夫(あべのひらふ)が水軍を率いて蝦夷(えぞ)征伐に訪れた際、船をつないだという伝説が残るケヤキの大木がありました。幹の周囲が6メートルもあった巨木は「親木」と呼ばれ、昭和初期まで残っていましたが台風により倒壊してしまいました。
 現在は、参道の左側に立つ「親木跡(おやぎあと)」という標柱が飛鳥時代の伝説を伝えています。また熊野神社には、一本松で雨乞い神事を行う際に用いられた木彫りの竜頭が所蔵されています。9月中旬には鵜川地域で五穀豊穣を祈願する祭典が開かれ、若者や子供たちが樽神輿を担いで集落を練り歩きます。
 現在の熊野神社からは広大な田園風景を見渡すことができますが、阿部比羅夫が訪れた時代には、日本海と繋がった八郎潟が広がっていました。そんな古代ロマンを味わいに熊野神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
2015年3月31日掲載
 
■参考文献
『八竜町郷土史 郷土の記憶 龍騰』
『八竜町ウェブサイト』
『八竜町町勢要覧(平成6年5月発行)』
 
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