写真:白岩城址燈火祭の様子

 2月7日(土曜日)、仙北市白岩地域で「白岩城址燈火祭」が開催されました! 地域住民が「白岩村おこし~プロジェクトS~」を立ち上げ、「小さな村から大きな光を」をキャッチフレーズに、平成14年(2002年)から始めたイベントです。コロナ禍の中断もありましたが、今年で23回目の開催となりました!

画像:雪が積もった白岩地域 画像:2月7日の白岩城址「館山」

 当日は見事に晴れました! 夕方17時近くになると、日も沈み、白い雪景色が青く染まっていきます。
 今年は白岩地域が位置する仙北市角館は積雪量120センチを超えており、厳しい冬が続いています。白岩城址燈火祭は中世にこの地を治めた白岩氏の城址「館山(標高220メートル)」に500個のかがり火を灯すため、「この雪で本当にできるのか?!」と、スタッフの皆さんも危惧していたそうです。そこで、一週間前にスタッフで山に入り、参道の雪を踏み固めて準備をしてきました。

画像:住民の皆さん 画像:豚汁のゆげ 

画像:ほら貝をふく住民の男性 画像:白岩地域の山城にかがり火がともされます

 会場では、温かい豚汁や甘酒がふるまわれていました。ほら貝を鳴らして開会です!

画像:白岩地域の山城に明かりがともされていきます

 山で点火するのは白岩地域の子どもたちです。
 低学年児童が雲厳寺で鐘をつくのを合図に、高学年児童による点火隊が明かりを灯すのが恒例となっています。白岩小学校の学校行事として定着していた燈火祭ですが、残念ながら小学校は昨年で閉校となってしまいました。今年は希望者を募っての開催となりましたが「山に明かりを灯したい!」という児童が、思いのほか多かったそうです。初めて山に登った男の子は「山は楽しかった!雪は全然大丈夫。角館小でできた友達も連れてきた!」と話していましたよ。


画像:白岩の子供たち

 こちらの女の子たちは、お兄さんが山で明かりを灯している真っ最中だそうです。「5年生になったら山に登りたい!」とのこと。一緒にいた親御さんのお話では燈火祭を楽しみにしているそうです。ぜひ、実現してほしいですね。

画像:火振りかまくら

 点火隊が山から戻ってくると、会場では角館の伝統行事「火振りかまくら」が始まりました。

画像:白岩地域の火振りかまくら

 白岩の子どもたちは手慣れています。息もぴったり。

画像:火をつけた炭俵をまわす子供たち 画像:火をまわす子供たち

 山に登った疲れなど感じさせず、上手に光の輪をつくっていました。

画像:フィナーレの打ち上げ花火

 フィナーレの打ち上げ花火。山のかがり火と一緒に、冬の夜空を彩ります。

画像:会場の住民のみなさん

 この日は氷点下9度近くになる寒さでしたが、子供たちは元気はつらつでした!

画像:住民の集合写真

 23年続いてきた燈火祭ですが、行事の継続には課題も出てきています。標高220メートルの冬山にかがり火を設置する作業は、スタッフも高齢化してきており、若い力が必要だそうです。
 この日は学生時代に白岩地域と関わった国際教養大学OBの方が首都圏から駆けつけており、「白岩の良さは人の良さ。来年は職場の人も連れてきたい。」と話しており、スタッフの方も「若い人と一緒に行事を続けたい。そのためにも関係人口をつくっていきたい。」とのこと。

画像:白岩城址燈火祭の看板
 
 何よりも地元の子どもたちが燈火祭を楽しみにしていることが伝わってきました。「自分たちで元気な白岩をつくる」「小さな村から大きな光を」のモットーは、23年たった今も受け継がれています。

画像:白岩の山城にともされたかがり火

 白岩地域からお届けしました!