8月3日(日曜日)、にかほ市琴浦地域で、琴浦小学校PTA子供会の子どもたちが、「こども神輿」の練り歩きを行いました!
毎年8月第1週の週末に行われる「熊野神社例大祭」、土曜日に宵宮(よいみや)、日曜日に本祭が行われています。毎年、この本祭の日に「こども神輿」が練り歩きます。
連日、暑い日が続いていましたが、この日も朝から日差しがジリジリと照りつけ、午前8:30の出発時には、既に皆、汗ビッショリ!PTA会長さんの注意事項確認の話を聞いているのも、子どもたちは大変そう。
それでも、子どもたちは元気よく、神社を出発します!
以前は子どもの数が減少したこともあり、神輿は1台で一つのルートを練り歩いていたそうですが、今年は子どもの数が増えてきたということで、神輿が2台!二つのコースに分かれて、約5キロの道のりを練り歩きます。車輪がいる付いている神輿とはいえ、神社鳥居前の段差では子どもたちも慎重に運び出しましたよ。
練り歩きの様子は、以下、ギャラリー集でご覧ください!
「ワッショイ!ワッショイ!」、酷暑の中、子どもたちはがんばって大きい掛け声を出していました。(練り歩きの様子はFacebook@あきた元気ムラで動画をアップしています。)もちろん、長い距離でもあったので3回の休憩タイムを設けましたよ。それにしても子どもたちのがんばりには脱帽です!!
もう一つのコース!のギャラリーも!
こちらのコースは、6年生の女子が重量のある「祭」と書かれたの大きなウチワで、がんばる下級生を炎天下の中、一生懸命あおぐ姿が印象的でした!
踏み切りは素早く! 休憩タイムに、はしゃぐ子どもたち!オンオフの切り替えがすごかった。
あちこちの町内で、子どもたちの練り歩きに祝儀を渡す方々が!「元気な子どもたちの顔が見たいから、こうして待ってるのよ。」「毎年、この練り歩きをを楽しみにしてるの。」など、地域の大人たちも子どもたちを応援していましたよ。
約1時間の練り歩きを終え、神社に戻ってきた子どもたち。ご褒美はキンキンに冷えたアイス!笑顔が最高です。
にぎやかだった「こども神輿」の後は、一転、厳かな神事が執り行われました。
宮司の祝詞の後、氏子さんたちの玉串奉納! 例大祭の一連の流れが終了しました。
本来は最後に獅子神楽の奉納が執り行われるのですが、お囃子をしていた方が地域にいなくなり、今回は行われませんでした。この先の県内の伝統行事における課題の一つと言えるかもしれません。琴浦地域では後継者を育成中とのことでした。獅子神楽奉納が、また以前のように執り行われたらうれしいですね!
琴浦地域は仁賀保インターチェンジからほど近い場所に位置し、地域に沿うように国道7号が通っています。大きな工場や店舗も数多くあり、昔からここに住む住民と新たに越してきた住民とが上手に融合できている地域です。地域の子どもたちがこうして地域の伝統行事に参加することで、このお祭りを守り続けていこうと思ってくれたらうれしいですね。この日も大勢の子どもたちを見て、明るい未来を感じてきました。
年に一度の熊野神社例大祭は、地域の皆さんが守り続けてきた大切な宝物だと実感しました。
以上、にかほ市琴浦地域からお届けしました。
●おまけ
地域の方から、前日の宵宮の写真を提供していただきました!
とっても盛り上がったそうですよ。斎藤さん、ありがとうございました!