7月16日(水曜日)、由利本荘市立鳥海小学校の3、4年生が、地域住民と一緒にソバの種まきを行いました!総合学習の一環で行われているものです。この活動をコーディネートしているのが、地域学校協働活動推進員の皆さんです。鳥海小学校及び鳥海中学校では、平成26年(2014年)、「コミュニティスクール」の指定を受けました。学校運営協議会が設置され、その後、令和2年度に発足したのが「鳥海スクール・サポーターズ俱楽部」!これにより、学校と地域の協働活動が活発に行われています。

写真:ソバ畑 
 サポーターズ俱楽部の皆さんは、朝9時から、ソバの種まきをする場所の土ならしや、種を撒く場所にテープを張っていました。準備は万端です。
 早朝から雨が降り、作業ができるかどうか少しハラハラしていましたが、子どもたちが、作業場所である直根学習センター(旧直根小学校)に到着した頃は、ご覧のような青空になりました
写真:担任教諭の説明
 担任教諭から、この日の作業についての注意事項を聞いた後、
写真:推進員さんの説明     写真:種の撒き方を説明する推進員

写真:ソバの種
 鳥海スクール・サポーターズ倶楽部(以下、サポーターズ倶楽部)の方から、ソバの種の撒き方について、詳しい説明を受けましたよ。

写真:スクールサポーターズの皆さん     写真:挨拶するこどもたち
 この日は、地域の老人クラブ、栄寿会の皆さんも手伝いにきていました。協力してくださる地域の皆さんに、子どもたちが「お願いします!」と挨拶。目の覚めるような大きな声でしたよ。

 さらに、現在、鳥海地区では「鳥海ダム」の建設が行われています。工事に携わる西松建設株式会社の事務所や社員の宿泊施設が、直根学習センターに隣接していて、この日は、地域住民との触れ合いも兼ねて、子どもたちと一緒に、作業に参加してくださいました。
写真:種まきする子どもたち   写真:皆で種まきする様子 

写真:種まきをする子どもたち   写真:種まきする大人

写真:こどもの笑顔
 ソバの種は地元産!この日は猛暑日近い気温を記録したにもかかわらず、子どもたちが一生懸命、種まきをしている様子はとても愛らしいものでしたよ。

 種を撒き終えたら、種を鳥たちに食べられないように、熊手で土をかぶせていきます。
写真:土をかぶせていく子どもたち     写真:大人と一緒に作業するこども

写真:土をかぶせる子どもたち
 「やさしく、やさしくね」と、声を掛け合いながら、猛暑の中、子どもたちは、がんばっていましたよ。

写真:水分補給の時間
 作業が終了して、やっと水分補給の時間です。子どもたちは、自分が持ってきた水筒に飛びついたあとは、この日、一緒に活動した大人たちにせっせとお茶を運んでいましたよ。自分たちも喉が渇いて大変だったと思いますが、他人への配慮もしっかりとしていました。(感激)

写真:住民と話す子どもたち    写真:住民と話すこどもたち

写真:住民と話すこどもたち    写真:住民と話す子どもたち
 水分補給のあとは、住民の方々とのお話タイム!「せっかくこうして、地域の方々と一緒に活動できるのに、体験作業だけではもったいないです。こういう機会に住民の方といろんな話をしてほしい!」と、先生たちの計らいです。子どもたちは、自分の家族について、たくさんの話をしていました。

 そして、この日、子どもたちに大人気だった西松建設株式会社の社員の皆さん!
写真:西松建設社員と話する子どもたち   写真:西松建設社員と話をする子どもたち
 「ダムってどういう場所につくるのですか?」と子どもからの質問。「ダムを建設するところの土質は重要な要素です。まずはそれ(土の強度、透水性)を調べてから建設場所が選定されます。」と、真摯に回答する社員の方。とても微笑ましい光景でしたよ。

写真:西松
 西松建設の皆さんです。これまでも、地域のイベント等に参加して地域住民との交流を図っているようです。「これからもダム工事を行う上で地域との関係性が深まることから地域との密着を行っていきたいと思います。」と話されていました。
 私たち取材班も、この日、子どもたちが家族以外の住民や、他県から来ている西松建設社員さんらと触れ合っている様子を見て、改めて地域の良さを再発見できているように感じてきました。
 
写真:挙手するこども    写真:感想発表するこども

写真:発表する生徒    写真:発表するこども
 学校に戻る時間となり、終わりの会です。子どもたちが挙手をして、感想を発表しました。「久しぶりのソバの種まきだった。4年生になり、去年の経験もあるので、3年生に教えることもできた。」、「土をかぶせることが、きちんとできてうれしかった。」などなど。暑い中でも、ハキハキと話していました。
 今後は、8月にそば畑の草刈り、秋にはソバの実の収穫、ソバ打ち体験と続きます。ますます、住民らとの交流も深まりそうですね。

写真:生徒が帰るところ      写真:帰りのバスの中

写真:集合写真
 最後は、栄寿会、西松建設の皆さんと一緒に記念撮影!この先も地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに「学校を核とした地域づくり」の実現のため、「鳥海スクール・サポーターズ俱楽部」の皆さんの活動は欠かせないものです。ますますのご活躍をお祈りいたします!

「鳥海スクール・サポーターズ俱楽部」では、会員を常時募集しています。鳥海地域にお住まいの皆さま、ぜひ一緒にこの活動に参加してみませんか。
【問い合わせ先】「鳥海スクール・サポーターズ俱楽部」
〒015-0503
秋田県由利本荘市鳥海町栗沢字大栗沢112
幹事 佐藤一喜(いちき)
携帯番号 090-4639-5923
Email   ichiki-s@ont.ne.jp

以上、由利本荘市直根地域からお届けしました!

●おまけ
写真:カマキリを載せられた女性
 子供たちが、カマキリを捕まえてきて、西松建設の女性の方の頭の上に!双方でとても楽しんでいましたよ。

写真:虫をさがす男子
 休憩時間に男子二人で、虫取り最中!音をたてないよう、そっとそっと近づいていました。自然が多い地域ならではですね!