買い物客を接客する住民たち
 5月18日(日曜日)、由利本荘市笹子地域で恒例の「山菜まつり」が行われました!鳥海の山々からの豊富な恵みを活用してにぎわいを創出しようと、「笹子地域づくり実行委員会」が2015年の秋、初めて「きのこまつり」を開催し、その翌年の春から「山菜まつり」を開催しています。今年は山菜の出がいつもの年より遅かったようですが、寒暖差のある笹子地域の山菜はおいしいと、地域外からもお客さんがいらしていましたよ。
 それでは、当日の様子をお届けします。

山菜まつり看板  観光名所案内板
 場所は道の駅「清水の里・鳥海郷」の特設会場、朝8:30のスタートでした。毎年、開店前からたくさんのお客さんが来ていますが、朝の天候も左右したのか、お客さんの出足はゆっくりでした。

写真:山菜のワラビ         写真:山菜の笹竹

写真:山菜のミズ    写真:山菜のウルイ
   今回は、山菜まつり前日や前々日の気候がよく、大量に上質なワラビが採れたとかで、販売はワラビがメインでした。スーパーではあまり見かけない「ウルイ」も販売されていました。漬物にしたり、お味噌汁にしてもおいしいそうですよ。

 そして、最近、取材班でブームになっているのが笹子産「アスパラガス」!!
写真:アスパラガス         写真:アスパラガス
 寒暖差の大きい笹子地域で栽培されるアスパラガスは、甘みが強く、クセがなく本当においしいですよ。焼いて食べたほうが、さらにおいしさが増すかもです。開始時刻から30分、すでに残りわずかとなっていました。


写真:加工品を売る女性たち  写真:こんにゃく
 毎回出店している加工品を売るお母さんたちです。醤油味のこんにゃくおでんはいつも大人気!1時間も経たないうちに完売していました。ヨモギ餅やおこわなども午前中のうちに完売する大人気のグループですよ。

写真:かごバックを売る女性と客       写真:かごバック

写真:かごバック
 雑貨等を販売する出店者は、ほぼ毎回いますが、今回、初めて出店したという地元の女性!趣味で手芸品を作っているそうです。地域外のイベントではよく出店するそうですが、「今回、笹子で初めて出店、地域の人たちに知ってもらえたら」と、参加したとか。手に取るお客さんがたくさんいましたよ!

写真:演奏を見入る観客

    「鳥海中学校吹奏楽部」の演奏会もありました。今年で3年目、すっかり定着してきましたね。

 そして、令和4年(2022)年に県の事業(関係人口創出・拡大事業)で「笹子、秋の恵み収穫祭」に参加くださった東京都在住の佐々木隆さんが、「スポーツ鬼ごっこ」開催のため、笹子にいらしてくださいましたよ。
写真:鬼ごっこ
 写真手前の方が、佐々木さんです。
写真:鬼ごっこしている様子  

写真:鬼ごっこをしている様子
 少し工夫を凝らした鬼ごっこです。体力だけでなく、知能も使って鬼役から逃げ切るゲームとなっていました。大人から子供まで約20名の方が参加されましたよ。皆さん、真剣に勝負されていました!

写真:防災と鬼ごっこを組み合わせたゲーム 
 また、「防災×スポーツ鬼ごっこ」というゲームも行いました。鬼のタッチをかいくぐって防災グッズを届けあうという内容の遊びでした。これが地元住民の方々にとてもはまったようです。今後は、地域活動に取り入れて、防災意識の向上と地域の繋がりづくりに活かしていきたいと実行委員会の方が話されていました!

写真:山菜祭り全体の様子
 人口減少に伴い、10年前の「山菜まつり」の開始時期の頃より出店数は減少傾向にあるようですが、今後も山の豊富な恵みを活かした取り組みを続けていきたいと、試行錯誤が続く笹子地域から「山菜まつり」の様子をお届けしました!