秋田市河辺岩見三内の鵜養地域の「うやしない農園」が、5月3日から5月5日までの3日間、初のマルシェを行いました。昨年春から本格始動した「うやしない農園」!
今回、「たすえむのおこめ」とコラボして、「うやしないの小さなマルシェ」を開催しましたよ。
うやしない農園の始まりに関しては秋田市鵜養(うやしない)地域で「原木しいたけ」栽培を継承した田村さん夫妻(石塚滿さんからの継承)をご覧ください!
5月3日(土曜日・祝日)、マルシェにお邪魔してきました。
地理的に秋田県の中心地にあると言われている河辺のヘソ公園、そこから約1キロ先に位置するうやしない農園、のぼり旗が出迎えてくれました。このまま県道28号秋田岩見船岡線を進むと景観が有名な「殿淵(とのぶち)」や「伏伸(ふのし)の滝」があります。
取材班が到着したのはまだ開店前の時間、園主の田村正行さんは、販売用のネギの皮むきを行っていました。知り合いの農家さんから商品にならないものを分けていただいたそうです。食べられるところはたくさんあるので、破格値で販売するとか。このご時世、安価な野菜は貴重ですね。
そして、「たすえむのおこめ」は、住民の親子(父と娘)が農薬不使用のあきたこまちを生産して、販売しているお米です。販売先はまだ限られていますが、この日、うやしない農園さんのマルシェで特別に販売されました。貴重なお米とあってか、購入されたお客様の中には、「県外から来る親戚にお土産で持たせるわ。」と言って大量に購入された方もいましたよ。
「たすえむ の おこめ」の原田さんと「うやしない農園」の愛美さん。お二人とも飛びっきりの笑顔です。
開店時刻は朝の10時。この春は晴れた日が少なく、気温も低めな日が多かったような気がします。この日も予報は曇りでしたが、鵜養地域ではお日さまが顔をのぞかせていました。開店と同時にチラホラとお客様が!
乾燥シイタケの詰め放題や販売が行われていました。原木シイタケの出汁パックもお試し的に売られていましたよ。
採れたて山菜の量り売りなど、貴重な産物がたくさん!
また、地元で果樹園を営む「一休農園」さんのこだわりのリンゴジュースや原田さん手作りの手芸品も、販売されていましたよ!
ビニールハウス内のホダ木(シイタケ菌を打ち込んであるもの)からは、顔をだしてきているシイタケがいくつかありました。田村さんはここのビニールハウスだけではなく、地域の山林内でもホダ木を管理して、シイタケ栽培をしていますが、なんと、このホダ木(シイタケ菌を打ち込んであるもの)を1本1500円で販売するそうです。ホダ木からシイタケが出てくるのは来春とのことですが、興味がある方はご自宅でシイタケ栽培をしてみませんか。
上の写真は、昨年、岩見三内中学校の1年生が作成した河辺岩見三地区のマップです。地域の見どころや、頑張っている方が、詳しく紹介されています。この日も、マルシェ内で掲示されていました。これを見ると一目瞭然で岩見三内地区を知ることができます。うやしない農園の田村夫妻の活動も記載されていますね。鵜養地域の「岨谷峡」「伏神の滝」「殿淵」などへ行く際にも、とても役立ちます。
うやしない農園前の田んぼです。まだ、水は張られてなく、田植えは今月下旬から始まるようです。山々に囲まれた鵜養地域はこれから本格的な春を迎えるよう。忙しい農繁期が始まります。
殿淵公園前の桜並木、桜は満開の時期を終え散り始めていました。
初開催のうやしない農園の「小さなマルシェ」、3日間で約60名もの方が来園。秋田市内中心部から遠く離れた鵜養地域に足を運んでくれた方々に感謝の思いを話されていました。農作物収穫を迎える秋に、第2弾のマルシェの予定しているようです。今後の活動が楽しみですね。
以上、秋田市鵜養地域からお届けしました!