前編に引き続き、2月16日(日)に開催された、北秋田市の「葛黒の火まつりかまくら」後編をお届けします!
ご神木の立ち上げも無事に完了し、続いて行われたのは「大声コンテスト」。
世界の中心でごんごろうを叫びます(^^)
葛黒の火まつりかまくらの特徴のひとつが、ご神木を燃やすとき、子供たちが「おーい、かまくらの権五郎(ごんごろう)!」と叫ぶ点です。
なぜ権五郎なのかは、所説あるそうなので、こちらの記事もご覧ください!→あきたの物語(外部リンク)
大声コンテストはコロナ禍で中断していましたが、5年ぶりの復活開催です♪
子供から大人まで、思いっきり叫びます♪ 参加者には手作りの竹のトロフィーがプレゼント。
ちなみに、この大声コンテストの優勝者には、ご神木に点火することができることもあり、参加者は真剣です!
地域学校協働活動推進員とおさるべ元気くらぶのメンバーが縁があり、この活動につながりました。
日も暮れてきて、会場のミニかまくらに灯りがともされていきます。
ミニかまくらは、葛黒集落の皆さんが作ったそうです(^^) きれいですね♪
あたりも真っ暗になった18時、葛黒火まつりかまくら保存会の佐藤会長のあいさつとともに、ご神木に点火です!
松明をもった皆さんが根本の稲わらに火をともすと…
あっというまに火柱となって、燃え上がりました!
地元の子供たちが「おーい!かまくらのごんごろう!」と叫びます。
何回も何回も叫ぶ子供たち♪
今年で2回目の参加になる子は、「火がちょっと怖かったけど楽しかった。声がガラガラになりそう。来年もきたい!」
火まつりかまくらは、葛黒集落の小正月行事ですが、平成26年に復活して以降、
地域内外の人が関わる大きな行事となり、令和2年には、北秋田市の無形民俗文化財にも指定されています。
大きなお祭りとなったことで、集落行事と異なり、運営面も変化してきていますが、
様々な団体やボランティアの協力で行事を行ってきています。
この日も、保育園時代から行事に参加している中学生の子がボランティアで行事を手伝っていました。
葛黒集落の男性は「自分も小さいころは“ごんごろう”って叫んだよ」と話していました。
子供たちの記憶にいつまでも刻まれるよう、これからも「ごんごろう」の声が、葛黒集落に鳴り響いてほしいですね。
ご神木はご利益があるといわれ、その場で切り分けて、参加者に配られました!ありがたいです~。
葛黒の火まつりかまくらの様子をお届けしました!