2/8(土)、仙北市白岩地域で「白岩城址燈火祭(主催:プロジェクトS)」が開催されました!
中世の山城「館山(たてやま)」に500個のかがり火をともす、冬の恒例イベント♪
平成14(2002)年にスタートし、コロナ禍の中断もありましたが22回目の開催となりました。
当日の様子をご紹介します!


 

この日は天候に恵まれました~。
会場の平城跡(江戸時代、白岩のお殿様が暮らした場所です)にたくさんの人が集まっています。
今年は住民の皆さんにとって特別な燈火祭となりました、、、



150年の歴史ある地域の学び舎、白岩小学校が3月で閉校してしまうんですね、、、
子供たちは、4月から角館小学校に通うことになります。



プロジェクトS代表の高橋さんは「ずっと共催してきた白岩小学校が、今年度で閉校します。
白岩小として最後の年、私たちも特別な気持ちでのぞみました。
きみたちに楽しんでもらいたい気持ちでいっぱいです」と開会式でお話していました!
2025年の燈火祭スタートです♪

 

オープニングは「元気白岩ひでこ節踊り」!
白岩小の児童と一緒に国際教養大学とオーストラリア国立大学の短期留学生も一緒に踊ります(^^)
大学生の参加も、燈火祭おなじみの風景となりました♪
2/4には白岩小学校の児童と交流し、冒頭の旗も留学生の皆さんが作ったそうですよ。



こちらは、かがり火をともす館山(標高220m)の参道入口。
取材班も点火部隊に同行させてもらいました。




参道に準備したかがりは約500個!
点火隊の6年生と保護者の皆さんが山頂から火をともしていきます。





……取材班は体力不足で山頂までいけませんでした。
白岩の子供たちのたくましさを感じずにはいられません(^^;)



点火が始まって約30~40分、館山に「麒麟(きりん)」の姿をしたかがり火が浮かび上がりました♪





会場では、参加者があったかいお蕎麦やうどんを食べたり、
餅つき、記念撮影で盛り上がるなか……
 


「“雪中”白岩ささら」が披露されました!
伝統行事のささらが白岩に伝わって420年。雪中での披露は初めて♪
「子供たちに、地域の伝統を目に焼き付けてほしい」
そう願ってささらの保存会に依頼したそうです。



続いて、みかんひろい♪

 

「火振りかまくら」と続きます。 地元の子供たちは手慣れたもの♪
お手本を披露したあと、留学生の皆さんも体験していましたが、とにかく大人気!
地元のお父さんの「おめーら、ぐるぐるやったか~?」というセリフもほっこりしました(^^)

 

フィナーレの打ち上げ花火は、花火師さんのご厚意で、学年ごとに創造花火が打ち上げられました!



子供たちが「白岩大好き!」「角館小にいっても友達たくさんつくります!」と
この日のために考えてきたメッセージを叫んでいきます。それに合わせて続々と花火が上がり、
地域全体で「子供たちのために」という思いが伝わってきました。

「地域に元気を作りたい」との思いで始まった白岩城址燈火祭。
白岩自治会や白岩地域運営体からの支援はもちろん、
国際教養大学の学生が足を運んでくれることも、
住民の方にとって励みになり、元気を分けてもらっているそうです。



参加した学生は「住民の人は話してみると、とっても優しい。自分たちも冬は大学にこもっているので、
こうしたイベントに参加できるのは楽しい」と話していました。
この日も午前中は、山にのぼってかがり火の設置や会場のテントの設営などを住民と一緒に行ったそうです。
お祭り中も、司会進行のアナウンスを住民と一緒に行うなど、スタッフの一員として動いていました!
次の日は、白岩焼陶芸塾で陶芸を体験し、白岩の文化にたっぷり触れてくれたようです。



住民の方は「山に火をともす準備が、体力的に大変になってきたけど
(学生たちは)ただ遊びにくるのではなく、一緒に汗水ながして苦労を分かち合ってくれる。
とても助かるし、元気をもらってるよ!」と話していました。



これまで、燈火祭に参加した学生の皆さんが作ったフラッグ。
毎年、素敵なメッセージが込められています♪元気が湧いてきますね(^^)

プロジェクトSの皆さんは「小さな村から、大きな光を」をモットーに、
22年にわたって、館山にかがり火をともしてきました。
閉幕の万歳三唱のおり、白岩自治会長さんが「今年のテーマは「感謝」です。
白岩小学校への感謝、燈火祭に多くの人が集まって開催できる感謝を」と話していました。



たくさんの感謝が詰まった燈火祭でしたね(^^)
これからも、元気印のかがり火が、白岩に灯されていきますように!
白岩地域からお届けしました!