『いぶりがっこ』!!
秋田県の名産品として広く知られておりますが、その産地として有名なのは主に横手市山内地域!
実は県内の他の地域でも、いぶりがっこ作りに取り組まれているところは多々あります。
11月上旬から大根のいぶし作業が始まる「いぶりがっこ」作り♪
今回は、趣味で本格的な「いぶりがっこ」を作るご夫妻を紹介します。
男鹿半島北部の男鹿市北浦、安全寺集落でも、いぶりがっこ作りに精を出しているご夫妻がいます。
専業農家を営む安田孝彦さんご夫妻は、主に地域内で約10haの田んぼで稲の作付けや、6haの畑で大豆の作付けを行っていますが、所有する田んぼの一角で、趣味でいぶり大根を作っています。
上の写真の細い林道を抜けたところに、その場所は現れてきます。周りは山々に囲まれ、撮影時は樹木の色づきがまだ残っている季節でした。
今年、大根のいぶし作業を始めたのは、11月上旬!
上の写真は、いぶし始めてから1週間ほど経過したものです!いい感じに色づき、大根がいぶされてきています♪
大根をいぶし始めてからは毎日、午前中2回、午後に2回、いぶし小屋に薪をくべにくるそうです。薪は安田さん所有の地の山桜を伐採したものを使用しています。
趣味とはいえ、なかなか大変な作業です。ここの場所に来るのにも長くて細い林道を抜けなければならないのですから。
もちろん、このいぶし小屋も安田さんの自作です!
この作業を1週間ほど行い、大根のいぶし作業は終了、あとはいぶし大根の漬けこみ作業をして
1か月ほど経過したところで『いぶりがっこ』が完成します!
12月中旬、まちに待った『いぶりがっこ』が完成しました!
安田さん好みの味付けで製作された『いぶりがっこ』は、あまじょっぱいというより、コクがあり、いぶされた感じと大根のうま味も十分に感じることができる味でした。取材班の私も、本来は何枚も食べない『いぶりがっこ』ですが、安田さんの作品はいくらでも箸が進むのに驚きでした(^^)
ご自分の住む地域の農地を守り続けたいと日々、奮闘している安田さんご夫妻!
「いぶりがっこは、自分でやってみたいと思って5年ほど前から作り始めた。販売する気持ちはさらさらなく、知り合いや親せきなど、配った人たちの喜んでくれる笑顔をみるのが嬉しくて続けているようなもの。それが自分の喜びになっているから。」とご主人の安田さんの言葉です。
「やってみたいと思ったら、すぐに行動にうつす方!」
安田さんのそんな気性が、この先もどんどん新しいことに取組んでいくのだろうと、期待がやまない取材班です(^^)
以上、男鹿市安全寺地域からお届けしました♪