10月18日(金)、能代市梅内地域で二ツ井小学校の3年生が二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトの一環で馬子岱公園の散策と工作体験活動を行いました!

今回の活動は、「地域で愛されている公園を散策し、モミジや広葉樹、杉の里として、長期的な視野にたって整備する、森林(やま)を守り育てる楽しさと大切さを学ぶ」、「地域の方々と触れ合い、多くの方が森林(やま)への関心を示し活動していることを理解する」ことを目的に梅内聚落のプロジェクトチームによって企画、準備されたものです。

それでは、お天気に恵まれた当日の様子をご紹介していきます!


はじめに、プロジェクトチームから今日の活動内容が伝えられました。

活動内容は、以下の通りです。
①馬子岱公園散策
⇒公園内にある植物の名前、葉や木肌の特徴、利用方法について学んでもらいます♪
とはいっても、公園内には100種類以上もの植物たちが生育しているため、今回は10種類を覚えてもらいます。
②工作活動
⇒1枚の木の板に散策で拾い集めたもの、プロジェクトチームが用意した小さい丸太などの木材を張り付ける作業を行います。

 
それでは2つのグループに分かれて、散策開始です!

 
トップバッターは、ナラの木!
小さい頃、夢中になって集めた「どんぐり」の木です。葉がギザギザになっているのが特徴です。

 
「葉っぱに書くの難しいね」「掌にのせるとうまく書けるよ!」
試行錯誤しながら、忘れないようネームペンで葉に名前を書いていきます。

山道を進むと、たくさんの植物たちがお出迎えしてくれます♪
杉の木肌は、他の木と違ってざらざらしています。
ブナの木は、幹が白くて、熊の大好物。
白樺の木は、すぐ燃えるため、着火剤になるそうです。キャンプ時のライフハックとして、覚えておきたいですね♪
クロモジの木は、クロモジ茶として使われています。「とても爽やかで良いにおい~」「柑橘系のにおいがする!」


 
その中でも、大好評だったのが「こはぜの実」です。通称は、「なつはぜ」。方言で、「こはぜ」や「こはじゃ」とも呼ばれています。
「酸っぱくて美味しい!」「ブルーベリーみたい!」「たくさんとってジャムにしたい!」
児童たちは、初めての実に大興奮です!

実際に自分の足で歩いて、見たり、嗅いだりする散策学習は、とても良い勉強になりました!

 
続いては、お楽しみの工作体験です!
プロジェクトチームから「自分の好きなように板をデコレーションしていきましょう~」との声かけがありました。
上の写真にあるたくさんの材料は、プロジェクトチームの皆さんがこの日のために集めて、一か月ほど乾燥させ、一年前から準備してきたものです。
チームの皆さんの心のこもった準備に、心が温まります♪

 
それぞれ、好きなように飾り付けをし、思い思いの世界を表現していました!

   
そして、完成した作品がこちら!
どれもアイデア満載の素晴らしい作品ばかりで、二ツ井小の皆さんの表現力に驚かされました。

 
そして、楽しい時間はあっという間!
終わりの会では、3人の児童代表から活動の感想が発表されました。
「工作体験が一番楽しく、面白いものが作れた。」「公園内で木の名前をたくさん知ることができた。」とのことでした!


プロジェクトチームの佐藤 信夫(さとう のぶお)さんからも「探索活動や工作が楽しかったとの感想を聞いて本当に嬉しい。時間があれば、家で工作の続きをしてみてください!」とのお話がありました。

 
そして、二ツ井小3年生の皆さんからのお知らせです!
11月3日(日・祝)に、きみまち阪公園、道の駅ふたついで「きみ・パ・フェス」が開催されます。
「きみ・パ・フェス」とは、二ツ井小学校5,6年生と二ツ井中学校が合同で地域の活性化のために活動している地域創生プロジェクト「きみまちカンパニー」の1年間の活動報告をする毎年恒例の集大成イベントです。
今回参加した3年生の皆さんは、道の駅ふたついでパネル展示を行うそうです。
ぜひ、ご来場ください♪

以上、能代市梅内地域からお届けしました!

<きみ・パ・フェス詳細>
日時:11/3(日・祝) 10時~14時
場所:きみまち阪公園、道の駅ふたつい
主催:きみまちカンパニー~二ツ井小・二ツ井中~
共催:二ツ井きみまち商店会、二ツ井町商工会、二ツ井町観光協会、道の駅ふたつい
お問い合わせ先:TEL0185-73-2711(二ツ井中学校)、TEL0185-73-2341(二ツ井小学校)

●おまけ
         
豊かで多彩な表情をする子どもたち♪元気をもらいます(^^)

         
「フユノハナワラビ」!シダ植物の仲間です。こうして生息しているところはなかなかなく、希少価値が高いとか。
食用にもなるそうです。