8/25(日)、由利本荘市赤田地域で「赤田大仏まつり」が開催されました!

 

赤田と言えば長谷寺(ちょうこくじ)の「赤田の大仏」。
江戸時代、「赤田の閑居様」と親しまれた是山(ぜざん)和尚が、赤田の大仏を造ったのちに始まったと言われ、
200年以上にわたり、地域住民の皆さんによって受け継がれてきました。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
赤田の大仏(元気ムラサイト)

毎年8月下旬、赤田町内会により「赤田大仏まつり」が開催されています。
元気ムラスタッフもお邪魔してきました!当日の様子をご紹介します♪


 

出発は長谷寺から1㎞離れた場所にある赤田神明社。
前日の8/24(土)は、神明社の例大祭が行われており、この時、長谷寺から大仏様の分身(小さな観音菩薩像)を神明社に移動します。
神明社で一晩明かした御神体を、
翌日25日、お神輿にのせて長谷寺に戻すそうです。




赤田神明社では、住民の皆さんが出発の準備中です。




とにかく旗の数がすごい!集まっている人の数もすごい!男の子たちも立派な旗をもってますよ(^^)

 
 

13:30になると、長谷寺を目指して住民の皆さんが移動を始めました!
道路脇には「先警護」「御指棒」「大太鼓持」「宝剣」「御鉾」…と、役割が書かれた立札が設置されていました。


 

お祭りの役割は180近くあり、約100世帯の赤田町内会では、全戸で役割分担しているそうです。
地域全体でこの行列を作っているんですね。





カメラにおさまり切らない人の数!
一行には、是山和尚が伝えたといわれる周辺地域の伝統芸能の集団も加わり、練り歩きを盛り上げます♪



地元の「赤田獅子舞」。



「柴野獅子舞」。



「平岡獅子踊り」。



そして「岩谷獅子舞」。
これだけの伝統芸能を一同にみられるのも贅沢ですね。
赤田川に架かる赤い橋は絶好の撮影ポイントで、スマホやカメラを持った見物客で賑やかでした♪




祭りの主役である大仏様が乗ったお神輿と、長谷寺の住職さんたちが続きます。




行列の最後は「赤田のシャギリ」の一行。
大きな赤い傘鉾を先頭に、折網傘姿のシャギリ保存会の皆さんがお囃子を奏でます。




この日は30度を超える真夏日。
伝統衣装を着たり、旗を持ったりしながらの練り歩きは大変だったと思いますが、長谷寺に一行が到着しました!





大仏殿のまわりを3回も練り歩きます。子供も大人も暑さに負けずがんばってます!




お神輿も戻ってきました!

 


神明社を出発してから1時間。赤田のシャギリがお囃子を奏でながら、お神輿が大仏殿に戻る様子を見送ります。
今年の大仏まつりも無事に終了しました!

赤田町内会主催の「赤田大仏まつり」。これだけのお祭りを1つの町内会が続けていることに驚きました。
町内会長さんのお話では、昨年まで8/21~22の日付で開催していましたが、
人も減ってきており、平日開催だと仕事などでお祭りに参加できない住民も増えてきます。
1人2役以上担うこともあるため、今年から住民が集まりやすい土日の開催に変更したそうです。

 

その成果か、今年はお子さんの参加も多く、子供たちに旗を持たせてみたそうですよ(^^)

 

 

この日の住民の皆さん。表情が生き生きしていました!

お祭り終了後も、お囃子を奏でるシャギリの皆さん。
昔からの赤田地域の風景なのでしょう。
大仏まつりの形は、昔と比べると少しずつ変わってきていますが、この日は多くの住民の皆さんの笑顔が見られ、
この祭りを地域で続けてきた誇りなのかもしれませんね。
住民の皆さんの伝統として受け継がれているようにも感じます(^^)


お祭りが終わると、赤田地域では稲刈りの季節を迎えます。
赤田地域からお届けしました!