8月4日(日)、17世帯が暮らす鹿角市八幡平の白欠集落にお邪魔しました!
この日は自治会の草刈り&ピザ焼きが行われていましたよ。

 

11時頃、私たちが白欠集会所を訪れると、集会所隣にある「ほっとハウス(※)」から、
住民の皆さんが、焼きたてのピザを運んできました。
※「ほっと一息つけるように」と自治会で名づけました(^^)



この日は、朝8時から住民の男性たちは草刈り作業。
無事に終了し、一杯やりながらピザを食べて盛り上がっていました。

 

自治会の恒例行事「ピザ焼き体験」は、毎年6~9月の第一日曜に行われています。
地域外の人も、開催1週間前まで申し込めば、本格ピザ窯でピザ焼き体験を楽しめます。
のどかな田園が広がる八幡平の中で食べるピザは格別ですよ。



平成26(2014)年に自治会で作ったピザ窯。まもなく10年目になります。
この活動が続いている理由の一つは「外からの体験申し込みがなくても、自分たちで楽しもう」という点です。
ピザ窯もほっとハウスもすべて手作り。「外注したものはないよ(笑)」と話します。

 

例えば、6~9月の第一日曜は、自治会で草刈りを行えば、そのあとにピザを食べて楽しむ。
ただの労働で終わらせるのではなく「楽しもう」がモットーです。

 

ピザのレシピやトッピングを担当するのは女性たち。
ピザ以外にも手作りパンを焼いたりしています。
普段、顔を合わせる機会がないので、おしゃべりしながら情報交換でき、楽しい時間になっているそうですよ。


 

住民が会議で集まることはありますが、会議となると、どうしても眉間にしわがよりがち。楽しみがありません。
「草刈りで集まるなら、楽しみをつくろう」
「月1回でいいから、みんなで集まれることをやろう」と、スタートしました。
ピザ(とお酒)が、人の「接着剤」になっていると住民の方は話していましたよ。


この日、ピザ窯を作った時の話を住民の方に聞いてみると…
「11月の寒い時に窯を作ったんだよなぁ」
「おれはハウスのコンクリートをかためた」
「岩手でわんこそば食べた時は、なんの視察だったっけ?」
「あれは炭焼き窯」「ピザ窯は由利本荘に見に行ったろ」
「おめぇ、わんこそば沢山食べたな~」
…と、話題はつきません。



ピザ窯を作る前は、住民以外の人は「白欠を通り過ぎるだけ」だったそうです。
この9年間、ピザ焼き体験は、近隣集落の慰労会や鹿角市の地域おこし協力隊の移住ツアーに組み込まれるなど、
外からのお客さんも増えてきました。外の人との交流は「いい刺激」になっているそうです。
 

集会所内には、住民の方の写真がたくさん掲示されていました。
楽しみを作ってきたこれまでのあゆみが詰まっていて、地域のアルバムのようでもありました(^^)

今年のピザ焼き体験は、残すところ、9月1日(日)となりました。

●開催日:9月1日(日)10:00~13:00
●料金:ピザ1枚600円(食材費込み)
●お申し込み:白欠自治会・阿部(携帯:090-2604-0781)
 ※開催日の一週間前までお申し込みください。
●場所:白欠集会所(住所:〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平白欠149)

ぜひ、白欠を訪れて、住民の皆さんと一緒にピザを楽しんでみてください。
白欠地域からお届けしました!

●おまけ


白欠集落では、そばの白い花が見ごろを迎えていました(^^♪