大仙市立南外中学校では、大仙市南外支所とともに、今年度も「地域とつながる!」プロジェクトとして、1年生が地域のお互いさまスーパー『南外さいかい市』を応援する取組を行います♪
県でも、その取組の一つとして、来月、南外中学校1年生に出前講座を行うこととなりました。
出前講座では、ワークショップを通して地域への理解を深め、10月に開催予定の“なんがい地域祭”で『南外さいかい市』
の商品販売実践に向けたアイデアを考えていきます。
6月7日(金)、これに取り組む中学生が、このプロジェクトの趣旨に理解を深めるとともに、今後の活動内容や学習スケジュールを把握するため、実際に『南外さいかい市』へ行き、店舗の概要説明を聞き、店舗の見学をしましたよ(^^)
    


     
この日は、始めに『南外さいかい市』隣の民俗資料交流館にて、大仙市南外支所職員から昨年度の中学1年生が取り組んだ内容の説明等を受け、その後、今回、このプロジェクトを一緒に取り組むことになっている、大仙市の4名の地域おこし協力隊の紹介がありました!それぞれに自己紹介を行いましたが、初対面ということもあり、まだ、どちらの皆さんも緊張しているようでしたよ(^-^;

       

   
そして、『南外さいかい市』を運営しているNPO法人南外さいかい市、佐々木事務局長から、スライドを用いて、
『南外さいかい市』の取組の紹介がありました!
生徒さんたちは、令和元年、地域の唯一の商店が閉店してしまったことを受け、地域の買い物問題の課題解決のため、有志住民が始めたスーパーであること、そして翌年には、店舗まで足を運ぶのも大変な集落の方たちのため、移動販売車の運行も始めたこと、さらに現在は、高齢単身世帯の方のために、独自のサロンを行っていることなどを学びました。

民族資料交流館での勉強会のあとは、実際の店舗を見学しましたよ!

        
移動販売車が、ちょうど、午後の部の販売に出発しようとしているところで、スタッフの方が、店舗から必要な品を積み込んでいました(^^)
この日は、お隣の由利本荘市東由利地域までいくのだとか… あちこちからの要望が多く、移動販売車スタート時の頃より、回る範囲が随分と増えたようです。


  



店舗に入って、佐々木事務局長からどのような商品が販売されているのか、商品はどこから仕入れているのか等の説明がありました。
すぐさま、生徒さんたちから質問を受けましたよ!
     
「最初に始めたとき、ここにどのような商品を置こうと思いましたか?」、なかなかするどい質問ですね。
「地元農家さんが栽培したり、採取する野菜や山菜などもですが、毎月1回、ここでスタッフ皆と会議を開き、何を仕入するのか決めます。価格も高価にならないよう、大仙市中心部のスーパーと同じようにできるよう、工夫しています。」と、佐々木事務局長からの回答です。
また、「移動販売車用の商品は、分けて仕入しているのですか?」という質問も!「基本、店舗も販売車も分けていないです。店舗で仕入れたものを販売車で運ぶのです」
とのことでした(^^) 

最後に、この日、学んだこと、イメージしたことを、学校に戻りまとめます。



       

まずは、上のイメージまとめシートに、それぞれが感じたこと、思ったことなどを記入していきました!

      

シートに記入後は、全員一人ずつ、書いた内容を発表しましたよ^^
「地域の方が協力して頑張っているところがいいなと思いました。」、「民俗行事に積極的に参加。地域の顔見知りがたくさんいるから、できているのでは。」など、
“良いところ”を話す生徒さんが多かったのが印象的でした。
また、アピールポイントとして、「移動販売をしていること」を、挙げた生徒さんもいましたよ♪

学年主任教諭のお話では、この日の活動を通して、「高齢者が多い南外でも、できることがあるのではないか!」ということに気づかれた生徒さんもいたようです。
次回の出前講座では、この日の活動をもとに、販売実践に向けた取り組み内容について、地域おこし協力隊の皆さんとともに、アイデアをまとめていく予定になっています(^^)
どんな意見が出て、まとまっていくのか、展開が楽しみですね♪


以上、大仙市南外地域の「南外さいかい市」、「大仙市立南外中学校」からお届けしました!