湯沢市岩崎地域で、4月恒例行事、道祖神「鹿島様」の衣替えが行われました!!
今回はふるさとふれあいセンター「かしま館」からの提供写真でお届けします^^

今年は2年に1度行われている栄町の衣替えの年にもあたり、緑町、末広町と3町内の衣替えの様子の写真を提供いただきました♪
それぞれ7日、14日、21日に行われました。どの日も晴天に恵まれ、滞りなく終了したようです(^^♪

※「鹿島様」は、疫病や悪者など、地域の人々に悪影響を及ぼすものを地域の中に入れないように地域を見守る人形道祖神のことです。
岩崎地域の鹿島様は、現在、水神社の裏手に栄町と末広町の鹿島様、国道13号沿いに緑町の鹿島様が鎮座しています。どの鹿島様も、それぞれ見守る地域の方向を見据えています。

●栄町の衣替えの様子(4/7)   
栄町の鹿島様は雨風を防ぐため、小屋の中に鎮座しています。そのこともあり、衣替えは2年に一度の開催になっているのかも しれないですね。
    
こちらは以前に撮影した栄町の鹿島様です。奥に小屋が見えますが、この中に鎮座しています。

    

    




以前は女性主体で部品づくりを行い、男性が補佐する形で取り組んできていましたが、この日は多くの男性住民が参加し和気あいあいと作業を進めていたようです^^

 
若い世代の女性が経験豊かな年配女性に指導を手ほどき受けて、部品づくりをしている姿を見受けられます。
完成した部品を見ていると細やかな作業であることが伺えます。こうして伝統を繋いでいく様子を目にするのは嬉しいことですね。

●緑町の衣替えの様子(4/21)
緑町の鹿島様は、国道13号沿いに設置されています。

    
「横綱」と言われるお腹に巻き付ける部品を作っています。こちらはかなりの力を要するとかで3人がかりでいつも行っているそうです。

    


完成までに6時間弱の時間を要するとか。もちろん、途中に休憩時間を設けます。この時間が貴重なコミュニティの場になっているようですよ♪


衣替えを終えた鹿島様の前で記念撮影!緑町の鹿島様は男性の神様と言われており、りりしいお姿ですね。


●末広町の鹿島様の衣替え(4/14)

最後は末広町の鹿島様!水神社裏手に祀られています。鹿島様といえば一般的に著名度が高い末広町の鹿島様を思い浮かべる方も多いではないのでしょうか。
細かい作業の様子は、一昨年に取材したものを掲載しています。下記からご覧いただけたらと思います。
※一昨年に取材した様子はこちらからどうぞ→地域を守る厄除けの神「鹿島様」の衣替え♪~湯沢市岩崎地域・緑町、末広町~(2022年4月掲載)

末広町では技の伝承のため、3年前から各パーツの動画撮影も行っていました。次世代に技を引き継ぐための大事な作業になっているようです。

    
また、巨大な神様なので大量に藁を使用します。これを確保するために緑町と末広町では共同で、地域の田んぼで稲刈りをしています。機械作業では藁の確保が厳しいため、全て手作業です。
(写真は2年前に現地から提供いただいたもの)
こうした住民の努力の賜物で鹿島様は守り続けられているのですね(^^♪

鹿島様の衣替えの作業が終わると、岩崎地域では本格的に農作業が始まります。
今年もそんな季節を迎えたようです♪

以上、湯沢市岩崎地域からの提供写真でお届けしました!

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岩崎地域の鹿島様の衣替えは、毎年4月に行われます。
詳しい日程は「湯沢市ふれあいセンター かしま館(電話:0183-73-2904)」にお問い合わせください。
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