3月6日(水)、上小阿仁村社会福祉協議会(以下:社協)が「ふれあい食堂」を開催しました!
社協では、昨年5月からデイサービスをお休みにした水曜日に、福祉センターを「村民ふれあい・支えあいの場」として村民に開放していて、仲間とカラオケを楽しんだり、語り合ったり、思い思いに楽しんでもらっています。
この日、第1水曜日は「ふれあい食堂」の日♪ちなみに第2水曜日は入浴サービス、第3水曜日は買い物ツアーを実施しており、どなたでも気軽に参加することができます。
それでは、当日の様子をご紹介します^^
取材班が到着したときには、すでに和室ではカラオケを楽しんでいる方々が…
どなたもとってもお上手♪声に張りがあって艶やかでした。
皆さん、ワンコーラス終わるたびに拍手を送りあい、和やかに過ごされていました(^^♪
取材班も何度も誘われましたが、上手な皆さんの前で歌を披露するのは、とんでもないという感じでしたよ(^-^;
厨房では調理がどんどん進んでいました。
この日のメニューは牛丼とサラダ!
ふれあい食堂のシェフは海上自衛隊で36年間、給養員の経験をもつ石上正行さん(上小阿仁村在住)。
プロの料理人だけあって手際がいいし早い! 社協スタッフが盛り付け、配膳をしていましたが、こちらも手馴れている感じでしたよ。野菜は高齢の方が多いという配慮から食べやすいように細かく切られ、牛丼も柔らかく煮込まれていました(^^)
買い出しから仕込み、片付けとこなす石上さんに「大変ではないですか?」と問いかけたところ、「料理が好きなので全く気にならない」と、笑顔で応えてくださいました。
ふれあい食堂に沢山の人が集まってきました。
毎回、35~40人くらい参加されるそうです。
参加者の話を聞いてみると、「今まで、カレーが多かったけど、今日は牛丼。ひとが作ってくれるものは何でもおいしい(^^)、ふだん村の人たちと集まって食べることは、こんな機会がなければないから」、「一人暮らしだと、一日中話さないこともあるが、ここに来れば懐かしい顔がいっぱいで嬉しい」などなど、ふれあい食堂を楽しみにしている声をたくさん聞きました♪
食事が終わったあとも、あちこちで話に花が咲いていましたよ♪
カラオケをプロ並みに上手に歌っていた男性は、数々のカラオケ大会に参加しているらしく、ぎっしりの予定表を見せてくれました。
スマホを片手に顔を寄せ合ってお話していた男性2人に声をかけたところ、共通の趣味であるカメラで仲良くなったご関係でした。先ほどのプロ並みに歌っていた男性のYouTube動画をスマホで見せてくれましたよ。
ふれあい食堂は、交流の場の役割を存分に果たしているようです(^^)
ちなみに、利用料はどうなっているのかと言いますと…
本来、利用料は「タダ」なのですが、「タダ」という心理的負担を減らすため、社協が発行している地域通貨「こあにドル」を利用しています。カラオケの利用には200ドルを支払ってもらい、参加のお礼として100ドル返礼しているそうです。粋な計らいですね♪
ふれあい食堂の利用は200ドルとのことです。
社協職員さんは、「今日のお客さんは、8割が固定の方だけど、2割が新しい方々、2月にテレビで取り上げてもらったことで、お客さんが増えたかもしれない。」、「この食堂で知り合って以来、毎月ここで会えることを喜んでいる人たちもいる、今はこの活動が地域に浸透してきているようで嬉しいです!」と話していました。
今後も、この活動がどんどん村民に浸透していき、明るい街づくりが展開していくといいですね(^^)
●おまけ
取材の最中、上小阿仁村の移動販売車「こあにカー」が福祉センター前に来ていました。
目を引くかわいいラッピングですね♪
大谷翔平選手が全国に寄贈したグローブが福祉センターに展示されていました。
「地域の方にも、ぜひ見てほしい」ということで、地域コーディネーターの方が持ち込んでくれたそうです。
子どもが野球をしていたお母さんも、その感触にびっくり!「息子が使っていたのとは全然違う」と、驚かれていました(^^♪
以上、上小阿仁村から「ふれあい食堂」についてお届けしました!